盲目の退役軍人がiPhoneを活用している事例
強盗に襲われ視力を失った元軍人の方が、iPhoneやApple Watchを活用している事例がApple Maniaさんのページで紹介されています。
Apple、視覚障害を乗り越えサーフィンを楽しむ退役軍人を紹介 – iPhone Mania
元の英文ページにはたくさんの写真とともに、Appleの機器を活用している様子が紹介されています。
視覚に障害のある方はこれまでガラケー、特にらくらくフォンを触覚(ボタンの起伏を指で感じ取れるため使いやすいそうです)や音声(らくらくフォンは操作の様子を逐一音で教えてくれる機能があります)を活用して使用する方が多くいらっしゃいました。
今でもらくらくフォンを使っていらっしゃる方は多いですが、端末が古くなってきた場合、ガラホと呼ばれるガラケーとスマホの機能を合わせたケータイに機種変更する方が増えてきたようです。
一方でiPhoneを使い始める視覚障害の方も着実に増えてきたように思います。
iPhoneは画面がツルツルなので、物理的なキーボードに慣れた全盲の方などは特に操作が難しいというイメージがありますし、実際にそうした理由でスマホは使わないという方も多いです。
しかしiPhoneには充実したアクセシビリティ機能や、視覚障害を補うアプリなど多くの機能があるため、iPhoneを購入して活用する当事者の方も出てきました。
また上の記事にあるように、腕時計型端末のApple Watchを使えば、iPhoneだけではできなかった運動量の計測や、iPhoneとつなげて使う様々な機能を活用して便利に使うことができます。
例えばiPhoneに来たメールやメッセージの着信を、Apple Watchが振動して教えてくれたりします。Apple WatchからiPhoneを探すこともできるので、目が見えなくても近くにあるiPhoneを音で検知し見つけることなどができます。
こうした実際の当事者の方がIT機器を活用している例は、同じ障害を抱えた方にとってもよい参考になると思います。
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