「機能性表示食品」に効果はあるのか。例えばGABAとか

サプリメントのイメージ

テレビCMやネット広告、コンビニでもよく見かけるようになった「機能性表示食品」。定期購読まではしていなくても、コンビニでその名称がついたチョコやお菓子などを買ったことがある人も多いと思います。

一方で機能性表示食品については「効果がないんじゃないの?」という意見も多くあります。

そもそも機能性表示食品の定義は以下のような内容です。

事業者の責任において、科学的根拠をもとに「脂肪の吸収を穏やかにする」「おなかの調子を整える」等の、特定の保健の目的が期待できる機能性が表示された食品。

“機能性表示食品”, 日本大百科全書(ニッポニカ), JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2019-08-16)

問題なのは、機能性についての届け出を消費者庁に提出すればその商品には「機能性表示食品」と記載できる一方、消費者庁ではその内容をチェック(審査)しない点です。

今日付の日経MJではこの問題の一例としてGABAを挙げています。

「事務的作業による精神的ストレスを軽減する」などリラックス効果を謳うGABAですが、これについての科学的根拠が薄いこと。そしてそもそもGABAを含む食品を経口摂取しても脳には届かないことが紙面で紹介されていました。

これが本当だとすると、GABA入りのチョコレートなどを食べてリラックスできるような感覚はブラセボ(偽薬)効果の一種なのかもしれませんね。

ちなみにコラーゲン系のサプリも多く出ていますが、これも肌からの摂取はほぼ効果がないと聞いたこともあります。

実際私の身近な人がコラーゲン系サプリを長らく使ってみたものの「効果を全く感じなかった」らしく定期購入をキャンセルしていました。

「コンビニにあるもの=信頼できる効果がありそう」と思いこみやすいですが、こうした情報の真贋を正しく見極めるためには、情報感度を上げること、ひいてはやっぱり読書が大切かなと思ったりします。

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