「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」第6期第9回:実習1回目
弘前市で開講中の「障害者・シニアの方へiPadを教える人財育成講座」第6期は昨日第9回を終えました。
講座も終盤。視覚に障害のある方へ受講者の皆さんがiPadを紹介する実習を行いました。
昨日は教えられる側のモデルとして、視覚に障害のある方が二人来てくれました。
受講者さんたちは3グループに分かれ、グループごとでiPadの説明。グループの説明方法は様々で、メインで説明する人とサブで説明を補足する人に分かれて説明するグループもあれば、導入説明からアプリを使う一連の流れをメンバーで役割分担して行うグループもあり、創意工夫が見られました。
準備物も様々で、説明するための資料を音が出にくいようにコーティングしている方、フィルムにシールを貼りホーム画面のアプリの並びが指で分かりやすいように工夫している方など、モデルの方々に分かりやすい説明ができるようにという気持ちが伝わってきました。
私自身も色々勉強になることが多く、モデルの方から「PayPayのアプリを使った時、画面を白黒反転にしているとバーコードが認識しなくて困ったことがありました」というお話を聞いて目からうろこ。なるほどバーコードは通常白黒なので、それが反転するとバーコードが変化してしまって認識しなくなるようです。こうした当事者の方の生の声が聞けるのも貴重な機会です。
全体での振り返りではモデルの方から「こうした障害者支援に関心を持ってくれている方がいて嬉しいです」と仰っていました。受講者の皆さんも、自分たちが講座で学んでいることがいろいろな方にとって有意義だということを感じてもらえればと思っています。
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