
ユーザビリティ・アクセシビリティについて講話を担当しました
2017年5月11日と6月1日、JMTC弘前教室様で「ITにおけるユーザビリティ・アクセシビリティの活用について」をテーマに職業人講話を担当しました。
これまでの講話では「職業とパソコンとインターネット」「仕事を続ける12の秘訣」という二つのテーマで主に話をさせていただくことが多かったのですが、今回は観光プランナー科という新しいグループの皆さん向けに新しいテーマを提示していただいたので、それ用に講話の準備をしました。
また、以前のテーマでの講話ではワークショップは行わなかったのですが、今回はワークショップを入れてほしいとのことでしたので、二つ用意して臨みました。
今回の講話は2時間ということで、ユーザビリティとアクセシビリティについて学問的な話をするよりも、体験で学べた方がよいと思いました。ということで用意した二つのワークショップでそれぞれユーザビリティとアクセシビリティがどういうものかを理解してもらったり、ITに限らず身近な事例を元にユーザビリティとアクセシビリティについて考えてもらえるようにしました。

フォーム記入イメージ
ワークショップの一つ目は、架空の講座への申込書に記入するというものにしました。申込書に示されている記入事項はいずれもユーザビリティ的に難のあるものにしてあるので、受講された皆さんは記入しながら「そういうことか」「あぁ〜…」といった反応を見せながら取り組まれていました。
答え合わせでひとつひとつ問題を示していくと、正解していたつもりの箇所も意外に間違えていたりなどすることも多くあったようです。
普段なかなか不便や不満を感じないと、ユーザビリティ的な問題に気づくことは難しかったりします。ワークショップのほかにも、ユーザビリティについて考えさせられる事例を紹介して、みなさんと一緒に問題点を見つけたりなどもしました。

iPhone操作イメージ
ワークショップの二つ目はiPhoneのアクセシビリティ機能について。受講された皆さんの半数はiPhoneユーザーだったので、皆さんのiPhoneを使いながらアクセシビリティ機能のいくつかを実際に体験していただきました。
iPhoneを普通に使っているとお目にかかれない機能は新鮮だったようで、画面の色味を白黒反転させたり、普通は拡大できないホーム画面を拡大したり、音声読み上げ機能を紹介するたびに様々なリアクションがありました。
iPhoneのアクセシビリティ機能体験に使えた時間はわずかでしたが、こういう機能があることや、こうした機能を活用している人がいることを知ってもらえたらと思います。
これまでと違う新しいテーマでの講話でしたが、ワークショップを多めにやってみたりして、受講された皆さんには退屈せず聴講してもらえたのではないかと思っています。ありがとうございました。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。