えぐいリアル「ルポ・収容所列島」
1ヶ月ほど前くらいに買って少しずつ読んでいる「ルポ・収容所列島」。
6割ほど読んで感じるのは「日本とは思えない現実が現実にある」ということ。強制保護入院や身体拘束、薬物投与などなど、詳しく知らない側からすると「当事者の治療や回復に必要だから」と思ってしまうものが、「これって非合法的なんじゃないの?」とすら感じるほど理不尽に行使される事例の数々。
恐ろしいのは本人の意思とは関係なく、また本人がまったく障害的要素を持ち合わせていなくても、周りの家族や医療関係者の意思判断によって容易く精神病棟や障害者施設へ隔離される可能性が起こり得るところ。
これは読む人が読めば悪用されることすらあるかもと思うと、本当にゾッとします。
個人的には第5章『子どもの未来を奪う「薬物依存」』の項が気になって買ったんですが、他の項を含めふだん目の当たりにすることのない現実を読んで衝撃を受けています。
以前講座を手伝ってくれた学生さんがたしかこの分野の仕事に従事しているはずだとふと思い出し。どうしてるかなとふと考えたりしました。すべてが負の面ということはないだろうと思う一方で、いずれにしても元気にやっていたらと願いつついます。
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