
字幕・手話通訳付き動画作成の下準備
今年度の「障がい者支援のためのICTサポーター育成講座」の下準備を進めています。
講座については毎年内容を微調整したりいろいろこっそり工夫を凝らしているんですが、今回は受講者さんが予習・復習に活用できるようにするための動画を作る予定です。
その動画もただ作るだけではなくて、動画の中に字幕と手話通訳も入れようと画策しています。字幕付きの動画はそんなに珍しくはないし、YouTubeにアップロードした動画であればYouTubeの自動字幕機能とかも使えばそれなりに正確な字幕を表示することもできますが、手話通訳が付く動画はまだ珍しいと思います。
手話通訳付きの動画が珍しい理由はいろいろあると思いますが、比較的大きめの理由として手話通訳料がかかるという点があると思います。
音声からテキスト起こしをしたり、写真から動画を作成するといった機能は、昨今の生成AIなどを使えばかなりできるようになってきましたが、文字や音声から手話通訳の動画を生成するようなものはまだ見かけません。
これだけスマホやタブレットが普及した現在でも、手話通訳の自動動画生成はとても高度な領域のため、手話通訳の動画を用意するには、自分が手話通訳を覚えるか、手話通訳の方にお願いして動画を撮らせてもらうなどの方法になると思います。
自分は挨拶程度の手話はともかく、きちんとした手話通訳はできないので、今回は県のろうあ協会さんにご相談して、私が作成した講座用の動画に合わせて手話通訳の動画を別途作ってもらうことになりました。
私の方で作る動画は、基本的に講座で使用してきたスライドを動画化する想定ですが、このスライドの中に手話通訳と字幕を表示するスペースを設ける必要があるため、この調整を行っています。
受講者さんの閲覧環境をいろいろ想定して、どのくらいの文字サイズなら見づらくないかとか、手話通訳と字幕はどのくらいのスペースを空けておくべきかといったことをいろいろ考えながらスライドを直しています。スライドを直したうえで、吹き込む音声も用意する必要があるのでなかなか時間と手間がかかる作業ですが、講座で受講者の皆さんに活用してもらえるようがんばって作ります。
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