Adobe CS4さらっと使ってみて雑感
先日(2008年12月19日)Adobe CS4が発売されました。バージョンアップの関係で発売日の1~2日前に到着したユーザもいたそうですが、こちらは発売日ちょっきりに届きました。やっぱり高い買い物ですが、今後の諸事を考えて最新のものを使っておこうと思い切って買いました。一応実作業もCS4に切り替えたのでちょっとレビューをアップしてみます。
【Dreamweaver CS4】
上の画面はDreamweaverです。インターフェイスがだいぶ変わりました。挿入バーが右のパネル群に含まれた分、画面上側に空いたスペースには、メインで開いているファイルの関連ファイルへのリンクが設置されました。たとえば画像ではindex.html を開いていますが、すぐ上の部分にはindex.htmlで使用しているCSSファイルの一覧が表示されています。すぐにCSSを開けるので意外と便利です。また、今までの分割ビューではHTMLファイルを編集する場合、そのHTMLのデザインとソースを分割表示できるのみでしたが、CS4ではHTMLとCSSソースを分割表示といった具合に、自分の編集したいものに応じて画面を切り替えられるという機能になっています。使ってみるとなかなか効率的です。
これに関係した機能で「インジケーター」というものがあります。これはページ中の任意の部分にカーソルを置いて一定時間経つとポップアップが表示され、任意の部分に関連したCSSセレクタが表示されるという優れもの。いちいち膨大なCSSファイルの中から目的のセレクタを捜す必要が無いので、別の制作者が制作したCSSの修正作業もかなり早くなりそうです。
※2008年12月25日追記:インジケーターは「コードナビゲータ」機能とも言うというか、そちらの方が正式っぽいです。また、Altキーを押しながら任意の部分をクリックすることで瞬時にインジケーターを表示できるようです。
【Fireworks CS4】
CS3に比べて重いかも。起動も動作の軽快さもCS3の方が良い気が…。ただ、その分機能は強化されている感じです。
スマートガイド機能は、オブジェクトを移動して配置しようとする際に、自動で揃えるラインを表示・吸着してくれる機能です。今まではガイドを引いたり整列機能をいちいち使う必要がありましたが、自動で逐一スマートガイドが調整してくれるので便利です。ただし細かい部分まで出てこられる際は逆に微調整ができず悶々としてしまうこともありますけど。あとやっぱり動作がちょっと重いです。CS3より落ちる確率が多い気もします。
【Flash CS4】
アニメーションの作り方が今までと根本的に違いますが、より直感的になったといえばなったという気もします。ただ、まだちょっとピンとこない部分もあったりしてちょっと手間取る箇所もあります。ビデオファイルはまだ出力してないんですが、H.264形式ムービーの書き出しがどのくらい綺麗なのかやってみたいですね。
DreamweaverやFireworksにも言えると思いますが、インターフェイスがAdobe仕様に統一されているという感じです。Flashについては映像ソフトのPremiereやAfter effectsにかなり近づいた感じです。タイムラインも今まで上に表示されていたものが下に表示されるようになりました。
【全体】
まずインストールに時間かかりまくりです。全部インストールするのに2時間近くかかりました。これはもうちょっとなんとかなればなぁ。。 あとバージョンをアップしたら既存の設定が全て新しい方に移行されるわけではないことに注意。Dreamweaverのサイト定義はさすがに自動で移行されましたけど、カスタマイズしたキーボードショートカットの設定やFlashの設定などは再度設定する必要があります。これ意外と手間ですね。
ただ、どれも使い込んでいけばいくほど使い勝手や機能がより手になじんできそうな感じはします。 機能が充実しすぎて使う側がついていけてない感じはいつもなんですけど、必要な機能を必要なときスムーズに使うことができれば作業時間の短縮につなげられそうな機能は随所に見られる感じです。
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