今年の目標の一つはベタだけど「イノベーション」
2010年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
今年も年末年始はお休みをいただき、実家の岡山へ帰省してきました。いつも大阪経由で帰るものの、今まで大阪は通過点でどこに立ち寄ることもなくすぐにそこから岡山へ帰っていたんですが、今年初めて大阪を一日観光してみました。右の写真は大阪は通天閣です。
通天閣の他にも水陸両用のバスに乗っての観光ツアーに参加したり、ベタですがたこ焼き食べたりイカ焼き食べたり餃子の王将で餃子食べたりしたんですが、個人的に一番良かったのは本屋さんでした(観光スポットじゃないんですが…)。やっぱり大きな街は品揃えがというか面積からして違うので当然といえば当然なんですが、欲しい本がたくさんあり過ぎて。家路の途中なので荷物になるため買えなかったのが残念でしたが、青森に帰ってきてから鬱憤を晴らすように買いあさったんで気が済みました。
表題の今年の目標はたくさんあるのですが、仕事に関して言えば「イノベーション」ということにしてみました。
これはマネジメントの発明者といわれる故ピーター・ドラッカーの関連書籍を読んだのがきっかけなんですが、危機意識を持つこと、そのためにできることを意識することが必要と思ったのでこれを目標にしてみました。
Web業界は安定していても、自社もそうとは限らない
Web業界に関して言えば、インターネットの広告費は他のマスメディア媒体が軒並み低迷するのを尻目に上昇基調ですが、だからといって自社もずっと安泰というわけでもなかろうと思っています。例えばですがずっと同じ商品(Web業界で言えば例えばサイト制作)を提供し続けることがずっと受け入れられるわけでもないと思います。現にHTMLのみの制作よりも、今ではCMSなどシステムを絡めたサイトの構築が主流になっていることも一つの例と思います。
また、ずっと同じものを提供し続けることが良いとも限りません。Webではアーカイブが目的でない限り更新し続けることが重要なので、その意味でも変わらないサイトはいずれ廃れていきます。他にも環境の変化や競合の増加など、Web業界といえども不安定な要素はたくさんあると思っています。
そうした状況に対応するために今までのサービスを良くしたり新しい技術を身につけたり、あるいはまったく違うやり方や技術、仕組みを取り入れたり作り出していくことが必要で、それこそがイノベーション(継続的な改善、革新)なのだと書にありました。また、イノベーションにも色々と種類があり、
- 技術的イノベーション
- 制度的イノベーション
- 社会的イノベーション
などが挙げられます。具体的には新しい制作方法・仕組み・製法・用途などを作ったり、新しい市場を開拓したりなどなど、様々な方法が考えられます。
ちなみにピーター・ドラッカーはかつてGM(ゼネラル・モーターズ)から依頼を受けてコンサルティングを行い、GMに改善案を示したのですが聞き入れられず、「私が100歳になる時、GMは存在していないだろう」と言い残したそうなのですが、昨年それは実現しました。ちなみに予言は90歳の1999年(約10年前)だそうですが、コンサルを行ったのは60年も前だそうです。GMが受け入れなかった改善案の一つが、今のやり方を変えよというイノベーションの必要性だったそうです。しかしGMはそれを受け入れず、長い年月を経て2009年6月1日経営破たんしてしまいました。この話を聞いて、いかに巨大な企業でも、時代にあった変化を絶えず試みていくことが大切なのだなと思いました。
自分の事業形態は小さいですが、時代に遅れずよい方向性を常に模索していきたいと思います。
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