Amazonの電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」を使ってみている感想

Kindle Paperwhite注文していたAmazonの電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」が届いたので早速使ってみています。いくつか気づいた点をメモがてら箇条書きで書いてみます。

  • iPad miniより若干軽いです。約300gくらいの差だと思いますが、Kindleの軽さが際立って感じられます。といってもKindleも今回のバージョンは前バージョンよりちょっと重いそうですが、個人的には全然気になりません。新書とまではいかないかもですが、ちょっとした大きさの本より軽く感じられます。
  • 最初、使い方の案内を兼ねて画面を操作していく過程があるのですが、早く使ってみたかったせいかそこが若干要らなかったという感じです。
  • Eインク(電子インク)のデバイスを初めて触ったわけですが、これまで使ってきたiPadなどのタブレットデバイスと異なる点がたくさんあり、初心者らしく様々なギャップを感じました。
  • 買ったばかりなのでまだ実感はありませんが、バッテリーはタブレットデバイスに比べて格段に持つようです(使い方によっては8週間使い続けられるとか)。
  • まず反応の遅さ。iPadに比べてタッチやページ切り替えの反応速度が際立って遅いです。Eインクの性質上こういうものなのかもしれませんし、Kindleも前バージョンよりは早くなったらしいのですが、こんなに違うとはちょっと思いませんでした。とはいっても肝心のページ切り替えの速度には、慣れてくるとそんなに不満はありません。
  • これもEインクの性質ですが、数ページ切り替わるごとに画面の白黒反転が起こります。ハイライトの機能を使って文章にマーカーをつけた時も同様です。この白黒反転、文庫など文章中心であれば数ページごとなのでまだ慣れてきますが、漫画などビジュアル中心だと毎ページ発生しますし、ページの切り替わり速度も若干時間がかかる感じです。
  • 肝心の文章の読みやすさについて。フォントを明朝かゴシックか選択できるのですが、個人的に明朝はかなり文字が細くなり視認性がガクンと落ちます。例えて言うなら岩波文庫の文字がちょっと読みにくいタイプというイメージです。文字の大きさを調整して大きめに表示すれば多少良くなりますが、どちらかというと文字の大きさは小さめが良いので、基本的にフォントはゴシックを選択して読んでいます。ちなみに行間と余白の調整もそれぞれ3段階調整できます。
  • 画面は基本的にバックライトを付けなくても読めるところが良いです。バックライトは25段階と細かく選択ができるので、好みの明るさを設定しやすくてとても良いです。
  • iOSでKindleアプリを入れていた時から使っていましたが、読み進めたところまでを記憶し共有できるので、様々な機器で読んでも続きを追いやすいです。
  • Kindleで直接ストアにアクセスして本を買えます。が、ページ切り替えがやはり遅いので、PCやタブレットで別途ストアを探したり注文したりする場合が多いです。
  • Kindleに保存してあるアイテム(本)について、一画面に表示される数が少なくてちょっと使い勝手が良くないです。おそらく改善されていくと思いますが。
  • ストアですが、やはり読みたくなった本をすぐ買って読める利便性は魅力的です。Amazonなので使い慣れていますし、少しずつ蔵書も増えている感じがします。
  • ちょっとおもしろい機能なのですが、本に対してどのくらい読み進めているのか%で表示されたり、「章を読み終えるまで○分」「この本を読み終えるまで○分」といった読書時間の目安を表示してくれます。これ地味に結構好きです。プロジェクト管理ソフトのRedmineで読んでいる本の進捗を記録するのですが、逐一計算していたので楽になりそうです。
  • iOSアプリで使えたいわゆるしおりを挟む「ブックマーク」機能、最初見つけられなくて、てっきり無いものかと思ってしまいましたが、メニューの中に「ブックマークを追加」としてありました。でも2アクションかかるのでもっと手軽に使えればと思います。

というような感じです。正直言うとiPadのKindleアプリや電子書籍アプリに慣れていたこともあり、ファーストインプレッションはあまり良くありませんでしたが、使っていくうちに電子書籍リーダーとは、Eインクのデバイスはこういうものだという風に思っているうちに、これに適した使い方をすればより読書に使える機器だと思うようになってきました。

ちなみに紙の本で買っていたある1冊の本について、Kindle版も買ってみました。同じ本二冊について紙とKindleどちらがどう読みやすいか便利かを試してみたいと思ったのと、この本はとても気に入っていていつも手元に置いておきたいと思っていたのですが、常に荷物に入れておくのも億劫だったため、Kindleに入れておけばいつでも見られると思ったのが理由です。

いずれにせよせっかくなのでたくさん使って、これからも読書を楽しんでいきたいと思います。

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