世界一ラクにできる確定申告【読書レビュー】
レビュープラスさんから「世界一ラクにできる確定申告」を頂いて読みました。
タイトルの通り確定申告についてのTipsがたくさん紹介されていて、これだけなら普通に確定申告シーズン(年明けから3月にかけて)中に書店でずらっと関連本が平積みされる本と変わりないのですが、本書はそれに加えて会計ソフトの紹介が含まれているところが他書との違い。
それは「freee」というクラウド系会計ソフトで、前半の方でソフトの概要や特徴、実際に使用する際の操作手順などが紹介されています。
主な特徴としては、クレジットカードの明細や銀行口座のネットバンクの情報、Suicaなど交通系ICカードなどの情報を自動同期で取り込んで経理の処理を行えるというのがウリ。その他にもクラウドの特性を活かしたメリット(Macでの使用可能、バージョンアップする手間要らず、請求書のPDF発行等々)が簡潔に紹介されています。
料金も手頃(自分には月980円プランが良さげ)なのですが全てにおいて万能というわけではなく、確定申告の際に提出する申告書は別途作成が必要であったり、個人的にすごく欲しいと思っていたレシートの写真を送ったら自動で会計処理してくれるというような機能は付いていませんでした。
レシートの画像を送っての自動会計処理については、家計簿などのアプリで実際にあるようですね。ということはこれに対応した会計サービスもあると思うので(名刺で同じようなことができるEightのようなサービスもありますし)、これについては今後に期待ということで。
とはいえ月々のランニングコストや機能面から考えると、人によってはかなり重宝する機能が備わったサービスだと思います。私自身ちょっと使ってみたくなったのですが、現在主に仕事で使用している銀行口座が地方のマイナー銀行なので、自動同期などの機能に対応できるかちょっと不安。
なので銀行の口座を変えてみようかなとちょっと思ったりしたのですが、よくよく考えると銀行の口座を変えるとなると、引き落としを設定している様々なものの手続きを行わなければならないため、意外にハードルが高いということに気づきました。口座を変えるにも気合いが必要ですね。
しかし、クレジットカードや銀行口座の動きを同期して会計処理するということはあまり考えていなかったので、そういうことができるということが分かっただけでも良い収穫になりました。個人的には実際のところ手入力をコツコツ続けていることと、膨大な入力件数ではないので人力でもなんとかなってはいるということを加味した場合、クラウド会計に移行するのはもちょっと様子見しつつ、できそうなところ(自動同期など)から手をつけてみようかと思います。
かれこれ今年もそろそろ終わりで、年明けからは確定申告について動き始める時期になります。近くなってあっぷあっぷしないよう、そろそろ心の準備はしていこうと思います。
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