12月11日懇話会の様子

弘前大学で「視覚障害者や聴覚障害者の日常生活をサポートするiPad の機能」と題して講演しました

12月11日懇話会の様子

2015年12月8日、11日の2日間、弘前大学で、「視覚障害者や聴覚障害者の日常生活をサポートするiPad の機能」と題して講演しました。

今回の講習会は、弘前大学教育学部の小山智史先生に協力いただき実現しました。

12月8日の会場の様子

1回目の12月8日は小山先生が受け持っていらっしゃるカリキュラムの中の特別授業として、大学生の皆さんを対象にお話しました。

前半は障害者のIT機器についての説明から、なぜ障害者向けの講習会でiOS機器を使用しているのか、なぜスマートフォンやタブレットなのかについて紹介したり、視覚・聴覚障害それぞれにおけるiOS活用のポイントなどを紹介しました。

前半の話でだいぶ時間を使ってしまったので、後半のiPadを使ったアクセシビリティ機能の体験には30分弱しか時間が取れなかったのですが、学生さんたちはスマホやタブレットの扱いに慣れていらっしゃるようで、初めて使用する機能の操作もスムーズでした。

音声読み上げ機能のスピード調整や読み上げなど、視覚障害向けアクセシビリティの機能を中心に紹介しました。もう少し操作の時間を取れたらよかったのですが、多少なりともiOSのアクセシビリティ機能を体験いただけたのではと思っています。

2回目は12月11日で、こちらは小山先生が幹事をされている「教育・福祉とエレクトロニクス」懇話会という勉強会でお話しました。

参加者は教育や福祉に関係した専門家の皆様ということで、話はそこそこにしてiPadのアクセシビリティ機能を体験していただく時間を多く取りました。

皆様さすが専門家で、アクセシビリティ機能について随時実践的な質問をいただきました。中には私も試したことのない例もあり、色々な発見や気づきをいただきながら進められたのでとても勉強になりました。

参加者の中には養護学校の先生もいらっしゃって、少しの時間ですが意見交換することもできました。個人的には現在主に関わりの多い視覚・聴覚障害だけでなく、四肢障害や精神疾患などでのIT機器活用にも興味があるので、来年はぜひそうした関わりを増やしていきたいと思っています。小山先生、貴重な機会をいただきましてありがとうございました。

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