音訳・点訳ボランティアの方々に視覚障害向けiPad講習会を実施しました
2015年12月17日、青森市の青森県視覚障害者情報センターさんで、音訳・点訳ボランティアの方々を対象に、視覚障害向けiPad講習会を実施しました。
今回は午前と午後の二回開催しました。午前は14名、午後は12名の方に受講していただきました。
実は私が勝手に勘違いしていたのですが、てっきり午前と午後は同じ方が受講される(述べ4時間の講習)と思っていたところ、そうではなくて午前と午後は別々の方が受講される(それぞれ2時間)ということに、講習会の日が近くなってから気付きました。
ということで考えていたカリキュラムを変更して、視覚障害の方がiPadを使う上で必要最低限の内容をお伝えすることにしました。実際に視覚障害の方にiPadの講習をする時も、大抵は2時間で実施するのでほとんどその時と同じ内容をするという感じになりました。
受講していただいた皆さんは、タブレットやスマートフォンを触ったことがないという方も多かったのですが、これも視覚障害の方に講習をする時と同じです。なのでできるだけ必要最低限のことを、分かりやすくお伝えするということに注力しました。
2時間だと細々した機能や使い方を説明するのは難しいのですが、「ホーム画面を表示しておいて、何かのアプリを使う時は画面が変わり、アプリを使い終わったらホームボタンを押してホーム画面に戻る」この繰り返しでiPadは使えるということを、実際の操作と合わせて反復しながら説明していくと、けっこう皆さんの操作も様になるというか、iPadを操作する大きな流れを抑えた上で操作も説明もできるので、良かったと思います。
今回は視覚障害のボランティア活動に関わる皆さんが対象ということで、視覚障害に関係したアクセシビリティ機能やアプリを中心に説明しました。2時間はあっという間でしたが、こういう機能があるんだということを体験していただけたのはとても良かったと思います。受講していただいた方の何人かからも「分かりやすかった」「とても要領良くまとまっていた」と言っていただけてホッとしました。
またこうした機会があれば、ぜひ実施していきたいと思っています。
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