後藤さんの講演の様子

「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」第3期第6回:視覚・聴覚障害についての特別講義

弘前市で開講中の「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」第3期は2022年12月20日、第6回を行いました。

第6回は特別講義として、視覚・聴覚障害の各当事者の方を講師としてお迎えしお話いただきました。

前半は青森県ろうあ協会青年部長の後藤さんから、聴覚障害についての講演。聴覚障害についてのいろいろな知識やコミュニケーションの手段、あいさつなど日常で使える手話を教えていただきました。iPhoneを使った実演では補聴器の調整を行えるアプリや、電話リレーサービスのアプリや紹介動画を見せていただき、聴覚障害のある方がスマホやタブレットを活用する実例をたくさん見せてもらえました。

菊池さん

後半は視覚障害について、菊池さんから講演をいただきました。

ご自身の見え方についてや今にいたるまでのお話をはじめ、実際にiPhoneを操作している様子もデモンストレーションしていただきました。

アプリを使ったデモでは、Seeing AIを使って紙の資料の文字を読み取り、音声で読み上げる様子や、SiriだけでLINEのメッセージを送信したり、電話の発信や受信の様子を見せていただきました。

実際に視覚障害のある方がスマホを操作する様子を見る機会というのはなかなかないと思うので、受講者の皆さんにはとても大きな関心を寄せていたようです。

当事者の方からのお話や実演はやはり説得力があり、この特別講義は講座の中でもとても重要な回だと思っています。お二人ともありがとうございました。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。