画像認証に苦労するのは視覚に障害のある人だけじゃない

スマホを操作する様子

昨日、ある方からメールが届きました。

お名前は書かれていなかったのですが、某市の障害者支援施設に入所していると書かれていました。

メールに書かれていた内容を要約すると

「アメーバブログにコメントをしたいが、手が不自由なため、コメントを投稿する際の画像認証がやりづらい。画像認証をしなくてもコメントができるようにしてほしい」

ということでした。

画像認証機能は、不正なプログラムによる書き込みや侵入を防ぐために設置されることが多いです。

一方で、その認証機能自体が使いにくかったり分かりにくかったりする場合があるため、悪意のない一般ユーザーにも負担がかかったり、認証機能自体が操作できないというケースもあります。

画像認証は主に視覚を使った機能のため、主に視覚障害のある人に影響が大きいと思っていましたが、今回頂いたメールから、肢体に不自由がある方にとっても難しい場合があることがよく分かりました。

手に不自由があると、そもそもスマホやタブレットを手に持ちながら別の手で操作するといった一般的な方法が難しいです。

画像認証の機能によっては、見づらい画像の中からかすかに見える文字を読み取って入力するというものの他に、画像をドラッグして操作する(パズルのピースを当てはめるような機能)というものもあります。

そうした操作は、手が不自由な方にとっては難しい場合があります。

画像認証などセキュリティを担保する機能の必要性と操作の困難性については長く議論の話題になっていますが、明確な解決法は見いだせていないようです。

さまざまな状況にあるユーザーが、快適にかつ安心して操作できる仕組みへの試行錯誤はこれからも続いていくのだと思いますし、自分もそうしたことに関心をもってもっと考えていくべきだと思わされます。

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