会社に籍を置いたまま期間限定で他社の仕事に従事する「従業員シェア」という働き方

新型コロナウイルスの影響で営業自粛や休業を余儀なくされ、仕事の機会が減っている業種もあれば、スーパーなど食品販売などは人手不足という相反する状況が起こっています。

このミスマッチを解消する方法として世界で広がりを見せているのが「従業員シェア」。業種を跨いで他業種から期間限定で人を受け入れるという仕組みが注目されています。

例としてホテルの従業員が配送業や流通の仕事に期間限定で従事したり、外食やタクシーの従業員が同じく生鮮スーパーに勤めたりなどといったケースが出てきているようです。

日本ではイオン系食品スーパーが外食産業の人材を受け入れるなど、国内でも従業員シェアの動きが見られ始めています。

労働におけるシェアリングエコノミーといえばこれまでUber Eatsなどの形態が浸透しつつありますが、「正社員が組織に籍を置いたまま期間限定で他社に所属し仕事をする」という従業員シェアは、コロナウイルスの思わぬ産物と言えるかもしれません。

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