ビデオ通話のイメージ

ビデオ通話に字幕を付ける方法を 字幕アプリUDトークが公開

テレワークが推奨されるなか、ビデオ通話アプリを使ってやり取りをする機会が増えてきました。

一方で課題になっているのが、聴覚障害のある方にとって「ビデオ通話やテレビ会議の音が聞こえにくかったり聞こえない」ということです。

オンラインを介した会議であっても、基本的には会話でやり取りをすることが多いため、聴覚障害のある方にとっては会話の内容を理解できなかったり、発話が難しいと発言することも難しい場合があります。

こうした問題についてはメディアも取り上げています。

在宅勤務や時差出勤で、障害を持つ人たちが思わぬ困難に直面している。大阪市のベンチャー企業ミライロが調べたところ、「耳が聞こえずテレビ会議ができない」「ノンステップバスの本数が限られている」といった声が寄せられた。(中略)

聴覚障害者からは「テレビや電話会議に参加できない」「マスクの普及で、唇の動きを読み取って会話するのが難しい」。身体障害者からは「大きな声が出せず、テレビ会議だと声が届きにくい」「ノンステップバスの本数が限られ、時差出勤できない」といった回答があった。また、新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務を導入する企業は回答者の約4割、時差出勤は約5割にのぼった。

2020年4月2日 朝日新聞

一方で字幕アプリのUDトークでは、UDトークとWeb会議アプリのZoomを使い、ビデオ通話に字幕をつける方法が公開されています。

【まとめ】UDトークとZOOMでリアルタイム字幕 | UDトーク

この方法を活用すれば、発言の代替手段はさておいても、聴覚に障害のある方にもビデオ通話の恩恵が得られるかもしれません。

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  • コメント ( 1 )

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  1. NoelRecords

    初めまして、NoelRecordsと申します。

    ビデオ通話に字幕を付ける方法を探していたときにこの記事を見つけました。

    私は昨年に舌癌の手術をして、うまく言葉を話せなくなりました。
    ここ数年はリモートワークでビデオ通話が盛んに行われているのですが、自分がいざ喋れなくなるとビデオ通話にかなりの不自由を感じるようになってしまいました。

    そこで入院中にキーボード入力からリアルタイムで映像に字幕を付けられるソフトウェアがないのか調べたところ、音声認識を使うものばかりでした。

    なのでWindows用字幕支援ツールを自分で開発、Microsoft Storeで販売を開始しました。
    PC版のLINEやZoom等、カメラ設定を変更できるツールならどんなアプリでも使えるようになっています。

    キーボードから字幕を入力できるので認識間違いもなく、また自分のタイミングで字幕を消せるようになっており、実際にテスターの方に試してもらったところ、とても喜んでいただけました。
    そのテスターの方はお婆さんとのビデオ通話で使われたのですが、近年耳が遠くなってきており、ビデオ通話での意思疎通が難しくなってきており、痴呆を少し疑い始めたそうですが、この字幕ツールを使って意思疎通ができ、単に耳が遠くなっただけだとわかり安心したとおっしゃっていました。
    (ありがたいことにアプリストアでレビューも書いていただけました。)

    私のように話すのが難しくなった方、またはテスターのお婆さんのように耳が聞こえなくなった人に幅広く使ってもらいたいのですが、フリーソフトというわけにはなかなかいかず、有料アプリとはなってしまいましたが、良ければご紹介していただけないでしょうか?
    もちろんライセンスコードは発行いたします。

    個人開発なので謝礼をお渡しすることは難しいのですが、ご検討いただけたら幸いです。

    長々と駄文申し訳ありませんでした。
    よろしくお願いします。