ボランティアとアクセシビリティな出会い
GWも終わって日常元通りですね。そのGWの前にボランティアとアクセシビリティについて二つの出会いがあったので、個人的に動いたことの議事録的なメモとして書きます。
目次
ボランティアの長さんとお話
以前「ボランティアのランチ教室を見学してきました」の知り合いに紹介していただいて、青森のボランティアについて上のポストの方にお会いしてきました。話を伺った分には、ボランティアについては個人や組織の問題もあるけど、県全体を組織として考えた場合の課題も多いそうです。
自身もかなりお忙しい身でなかなかできることが限られているということだったので、今後何かしらお手伝いできることをさせていただく方向で意見交換をさせていただきました。
アクセシビリティ座談会
もう一つの出会いは、以前ブログにコメントをいただいてからWebAやCSS Nite in AOMORIなどにもお越しいただいている奈良仁さんと、奈良さんがtwitter経由でお知り合いになったナカさんの三人で、弘前市某所でアクセシビリティについて雑談がてらお話をしてきました。
私と奈良さんはweb関連の仕事ですが、ナカさんは医療系の方なのでお互いに知らない話題を聞くことができ有意義でした。個人的には自分がアクセシビリティに興味を持つきっかけになった緑内障のことを直接聞くことができて勉強になりました。折しも「週刊 東洋経済2010年5/8号」はクスリや病気の特集で、緑内障も取り上げてあったんですが買おうか迷っていた矢先に専門家から直接説明が聞けて良かったです。
アクセシビリティについては一人では難しい問題だったりするのですが、関心の高い方は県内にもたくさんいらっしゃると思うので、そういった方々ともっと出会ってお話を聞きたいと思っています。
ちなみに奈良さんですが、津軽の伝統工芸品の新商品デザインを募集する企画「津軽伝統工芸+craft」で、ブナコ製オーディオコンポ「BUNACOMPO」で最優秀賞を受賞されたそうです。すごい!以下東奥日報(2010年4月19日朝刊)の記事抜粋です。
県中南地域県民局は、津軽の伝統工芸品の新商品デザインを募集する企画「津軽伝統工芸+craft」の最優秀賞に、弘前市のウェブデザイナー奈良仁さん(43)が考えたブナコ製オーディオコンポ「BUNACOMPO」(ブナコンポ)を選んだ。18日、同市のホテルで奈良さんと、優秀賞、佳作の各受賞者に表彰状を贈った。
奈良さんは、音をコンセプトにしてオーディオコンポのデザインを練る中で「コンポとして置くだけじゃなく、もっと木と触れ合えないか」と考えた。そこで、コンポを土台、滑らかな曲線を持つ胴体部分、スピーカー部分などパーツに分離し、場所に応じて使用者が自由に組み替えられるようにした。
奈良さんは「木工で曲線を作る技術は、津軽が世界に誇れることだ。ブナコの加工技術を海外にアピールすることにつながればうれしい」と受賞の喜びを語った。
近々開催される福祉関連のイベントも後日こちら等でお知らせしようと思っています。
Web発表会
表題とは関係ないイベントですが、こちらも上の2件と同じ週にあり伺ってきました。講話でちょくちょく伺っている某校の生徒さん方が制作されたサイトの発表会です。この発表会自体には何度かお邪魔し、総括として感想を言わせていただきました。
今までの発表会で感想を言わせていただいた際は大抵良いことを中心に話していたのですが、今回は長期間に渡っての制作ということだったので、改善点等はあえて厳しめに指摘させていただきました。その方が皆さんのためでもありますしということで。でもビジネスのことを中心によく考えられている部分もあり、よい講座を受けてこられたんではないかなと感じました。皆さんが希望のお仕事につけますように、これからもがんばってください!
コメント ( 2 )
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こないだはありがとさんでした
ロービジョンケアを志しておられるナカさんの話は静かに刺激的でした。そして高森さんのご友人のお話、やはり身近な人もしくは本人の体験というのが大きな原動力になりますね
やらずにはいられない何か、これは年齢を重ねるごとにむしろ暑くなっている気がします
さまざまな理由でブラインドロービジョンになってしまった人々の知的生活をデジタルデバイスを武器に「ケア」する活動をしたいですね
読書好きの視覚障碍者が新刊本を発売と同時に朗読でも楽しめるような社会
これが当たり前の環境を青森でも実現したいですね
今度は飲みながらやりましょうね
>narajinさん
こちらこそ良い機会を設けていただいてありがとうございました。お店も素敵でしたね!
自分はアクセシビリティやバリアフリーについて不便な思いを体験する機会はあまり無いのですけど、周りの話を聞けばやはり普通の生活の中でも気づいたり思うことが出てきたりします。またここ最近、強みを生かすことを考えていますが、弱みすらも強みにできる部分があると考えています。
> 読書好きの視覚障碍者が新刊本を発売と同時に朗読でも楽しめるような社会
> これが当たり前の環境を青森でも実現したいですね
そうなんですよね。点字翻訳される間にはかなり時間も経ってしまうでしょうし、その意味では電子書籍が音声読み上げに対応されれば、かなり期待できそうですね。体調整えられたら飲みの席で続きを話しましょう(^^)