「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」八戸市での第1期が終了しました

実習の様子

八戸市で開講していた「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」第1期が昨日無事に終了しました。

ラストの10講義目は、視覚に障害のある方をモデルに、受講者の皆さんがiPadについて紹介する実習。今回は3人の方にモデルとして来ていただき、受講者の皆さんも3チームに分かれて3交代で行いました。

実習の様子

モデルさんは全盲だったり弱視だったり、iPhoneを持っていたり持っていなかったり。iPadへの操作の慣れやニーズもそれぞれバラバラ。受講生チームはそれぞれのモデルさんと話をしながら、モデルさんに合わせた受け答えや操作説明をがんばっていました。

実習の様子

受講者の皆さんもチームそれぞれに特色が出ていたように思います。

あるチームではiPadのホーム画面に並ぶアプリの状態が分かりやすいように説明したり、透明シートを被せて手触りでもわかりやすく工夫している様子が見られ、後の振り返りでもモデルさんから「冒頭の説明がとても丁寧で分かりやすかったです」と仰っていました。

別のチームではモデルさんのお話をよく聞き、出てきた疑問や要望に対して全員で解決策を探したり説明したりしていました。相手の気持ちを優先して対応するという理想系に近い形だと感心しました。

説明する工夫といえば、映画の副音声を聴くことができるアプリ「UDCast」の実演をするため、自前でDVD再生機器を持ち込んだ受講生も。iPad単体ではなくいろいろな機器を活用した紹介も、幅が広がってとても良かったと思います。

3ヶ月にわたって行ってきた第1期でしたが、受講生の皆さんにはとても真摯に前向きに取り組んでいただき、すごく充実した講座になりました。

今回は身内に障害や病を抱える受講生の方もいらっしゃり、そうした身近な方々にも今後役に立ててもらえそうな内容をお伝えしてきたつもりです。

毎度のことですが私自身が勉強になることも多々あり、一緒に学べたことをありがたく感じています。

受講者の皆さんからの感想にもあったように、これで終わりではなくスタートのつもりで、八戸と受講者の皆さんと一緒に今後も活動していけるようにしたいと思っています。本当にお疲れさまでした。ありがとうございました!

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