CSS Nite in SHIZUOKA Vol.3に参加してきました

CSS Nite in SHIZUOKA Vol.3エンディング一週間前になりましたが、2012年5月26日(土)に静岡で開催されたCSS Nite in SHIZUOKA Vol.3に参加してきました。県外のセミナーに参加したのは数年前の仙台以来でしたが、遠出した甲斐があった内容でした。

静岡は距離からすれば青森から遠く離れた地でしたが「アクセシビリティ・ミーティング」と題されたように、登壇される方々と内容がアクセシビリティに関わるものだったということで、意を決して参加を決めました。

とはいえ新幹線バンザイよろしく、新青森から始発の新幹線に乗ればたとえ静岡で12時半開催のセミナーでも間に合ってしまうということで、前泊することなく当日泊のみで参加することができました。

今回の登壇者は4名。トップバッターは去年私共で主催した青森Webアクセシビリティフォーラムでも講演いただいたインフォアクシアの植木真さん。「アクセシビリティって何? なぜアクセシビリティなの?」と題して、120ページ近くにわたるスライドは内容盛りだくさんで、フォーラムでの復習もかねてWebアクセシビリティの必要性を改めて再確認させていただいた気がします。また、「アクセシビリティ=高齢者・障害者対応」という図式が意識されやすいのですが、実際は健常者も含めたあらゆるユーザーが対象であるということも改めて意識できたように思います。

余談ですが冒頭植木さんから「今日は遠く青森の来たバカがいます(いい意味で)」と紹介いただきました(笑)

二番目はWebsite Usability Infoの土屋一彦さんで「ユーザビリティ/ユーザーエクスペリエンスの視点で考えるアクセシビリティ」。以前出演させていただいたWDHA#32「配色で見る2011年のデザイントレンド&2012年の傾向予想」の際にも感じたことでしたが、アクセシビリティ単独で話をするより、ユーザビリティやUXなど多面的な内容の一視点としてアクセシビリティを論じることの面白さや必要性を意識するようになってきたこともあり、土屋さんの講演は今回楽しみにしていた内容の一つでした。

ユーザビリティの定義に関するISO9241の内容を抜粋されながらUXの基礎的な部分や、アクセシビリティのためのユーザビリティ向上の施策として有効なUCD(ユーザー中心デザイン)やユーザビリティ評価について紹介されました。評価の手法についてはヒューリスティックや認知的ウォークスルー、スクリーングテクニック、IAからみたポイントなどを広めに抑えていただきました。締めの言葉は植木さんと同じく、WWWの生みの親ティム・バーナーズ・リーの言葉を引用されました。

Webが優れているところは、その広い汎用性である。障碍があるか否かに関わらず、誰でもアクセスできるということは、Webの本質的な特徴なのである。

三番目はユニバーサルワークスの清家順さんで「自治体サイトから聞こえてくるもの、見えてくること」。自治体サイトのアクセシビリティ調査を2003年から続けてこられていることもあってWebアクセシビリティ分野では制作者のみならず著名な方ということと、私がW3A名義でアクセシビリティに関する活動をしていることについて以前Twitterで言及していただいたりしたこともあってこちらも楽しみにしていました。

清家さんはとにかく話が、キャラが楽しい人でした(笑)会場の誰もが笑わずにはいられないような雰囲気で、後で植木さんが「清家さんの全国デビューをプロデュースする」と言われてたのも印象的というか。内容も、さすが2003年から全国の自治体サイトを見ている経験から、好例や面白例など硬軟織り交ぜられていてとても有意義で面白かったです。アクセシビリティではよく話題に上がる文字の拡大縮小機能についても分かりやすくご意見を語られ、とても参考になりました。

トリはKDDI ウェブコミュニケーションズの神森勉さんで「発注者にとってのアクセシビリティ」。Web制作者としても高名な神森さんが、今回は企業側、発注者側からの視点でアクセシビリティについてお話してくださいました。

アクセシビリティをWeb制作の必要要件として企業側に提示する際「よくわからない」「お金になるのか」「見積もり上がるのでは」といった現実的に可能性のある懸念から、そもそも企業にとってのWebサイトとは数ある企業活動の一つであり、顧客とのコミュニケーションを図る重要な要素であると指摘されます。そういった重要な企業活動を担うWebサイトにとって、アクセシビリティに配慮することへの重要性を、実際のケースを用いるなどして分かりやすく紹介いただきました。企業のWeb担当者としては一から全てをやろうとするのではなく、段階を踏んで少しずつアクセシビリティ対応を行なっていけばよいということ、Web制作者はより効率の良い実装方法を考えることで双方が歩み寄り、双方がハッピーになっていずれはWebアクセシビリティが当たり前のようになることが望ましいと結ばれました。

懇親会では登壇者の方々によるフリートークもあり、静岡や県外から来られた方々とお話ができたりと終始楽しく、ためになる時間を過ごすことができました。いつもは1〜2次会で上がることが個人的に多かったりするのですが、今回は3次会までじっくりお付き合いさせていただきました。講師の方々とも存分にお話をすることができ、本当に良い一日を過ごさせていただけました。

富士山セミナーとは無関係な話題ですが、翌日帰りに静岡県の三島市に寄ってきました。ここには生涯の友が住んでいる所で、約8年ぶりに再会することができました。8年ぶりでしたがまるでいつも会っているかのように気を使うこともなく普通に話始めるような感じで、三島市内を案内してもらったり、富士山に近づいて写真を撮らせてもらったり、昔話に花を咲かせたりなどしました。

知り合ったのは大学の時でしたがあの頃は本当に楽しくて、自分にとっては今でも「夢物語」な良い思い出です。一緒にドライブしながら話をしたりして、少しの時間でしたがあの頃に戻れたような時間を過ごせました。本当に今回静岡に行って良かったです。

今度はまた静岡か東京かその他の地域でのセミナーでお会いするか、青森にお呼びしてお会いするか分かりませんが、いずれにしても次回皆さんにお会いできることを楽しみにしてます。本当にありがとうございました。

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