なんでもかんでも「いいね」でリアクションすることに対する違和感

「いいね」が書かれたカードを掲げて親指を立てる男性

「いいね」と言えばFacebookの「いいね!」ボタンが思い浮かびます。この他にもインスタグラムやLINEなど大抵のSNSで見かけるようになりました。

SNSでつながった友人や著名人が投稿したことについて、主に好意的な反応や応援の意味を込めたい、でもわざわざコメントで文章を書くほどではなかったり、そもそもそんなのは面倒という場合、「いいね」ボタンは手軽に使える便利な機能だと思います。

一方で、なんでもかんでも「いいね」ボタンの一つで返されると「ん〜どうなんだろう」と思うこともあるんではないでしょうか。

例えば身内の訃報について悲しさを投稿した時に、現在のFacebookでは「いいね」の他にも「かなしいね」などいくつかのリアクションパターンを選択できるようになりました。しかし中には悲しい内容や辛い投稿に対しても「いいね」で返される場合があります。

また、「いいね」はメッセージのやりとりなどでも使える場合があります。LINEではスタンプのように自分の気持ちに近いイメージをスタンプで送ることで、テキストとは違った気持ちの込め方ができたり、手軽にリアクションすることなどができます。

LINEは友達同士だけではなく、最近では仕事のやり取りでも使われる場合が増えてきました。クライアントとチャットやメッセージのやり取りをする時、文章だけでなくスタンプや「いいね」を表す機能などをうまく使えば、円滑なやり取りに繋がる可能性もあります。

ただ気になる点として、例えば目上の人を相手にメッセージのやり取りをする時、相手のリアクションに対して「いいね」マーク一つを送って済ませるという場合もあるようです。

自分からすれば大したことはない、いつものように返事をしているという意識で使うのかもしれませんが、相手からすると「こちらからのメッセージに対して文章での返事もなく、ただマークを送って済ませるというのは、なんとなくぞんざいに扱われた気がする」という場合があるかもしれません。

「親しき仲にも礼儀あり」といいますが、こうしたスタンプやボタンなど、コミュニケーションを手軽にする機能の扱い方は、一歩間違えると相手に対してほんの少しかもしれませんが違和感を感じさせる場合があるかもしれません。細かいことですが、自分でもそうしたことがないか気をつけていきたいと思います。

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