「視覚・聴覚障害のある方にiPadを教える人財育成講座」第13期第7回

実習の様子

田舎館村で開講中の「視覚・聴覚障害のある方にiPadを教える人財育成講座」第13期は昨日が第7回でした。

この日は実際に視覚障害のある方をモデルにした実習でした。

モデルさんには、私の地元鶴田町にいらっしゃる澁谷さんにお願いしました。

今回の田舎館村周辺ではなかなかモデルさんが見つからなかったので、澁谷さんに快諾いただけて本当に助かりました。

前回は受講者さん同士で目の見えない方を想定した練習を行いましたが、今回は実際に当事者の方にiPadの使い方を教えるということで、皆さんともかなり不安があったようです(それはどこの会場でもよくあることですけども)。

実習の様子

実習では音声読み上げのVoiceOverについて、基本的な操作について紹介したり、実際に操作を試してもらったりするところから始めていました。

進むにつれてお札を判別するアプリ(マネーリーダー)や楽器を演奏するアプリ(GarageBand)、ニュースを音で聴くことができるアプリ(アルキキ)など、受講生さん達が説明できるよう準備していたアプリなどを紹介されていました。

終わりの方では、実際に澁谷さんが普段使っているiPadの操作の様子を見せてもらうなどしました。

まず皆さんが驚いたのは、画面が真っ暗のまま澁谷さんがiPadの操作をされている事でした。

スクリーンカーテンという機能を使うと、画面を暗くしたままiPadを操作することができます。目で見る必要がないユーザにとっては、バッテリーの節約ができたり、覗き見を防止するといった利点があります。

また、音声読み上げのスピードがとても速く「ふだんからこのスピードで聞いているんですか?」と驚く方も多かったです。

実習では教える場面も逆に教えられる場面もありました。どちらもお互いに学び合って楽しめた良い実習だったと思います。

知識や技術も大切ですが、何より「寄り添おう」という気持ちの面がよく出ていてとても良かったと思います。皆さんお疲れさまでした。

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