青森市でiPad交流会
今年度、青森県内で実施してきた人財育成講座や交流会のラストは、昨日青森市で開催したiPad交流会でした。
交流会では各地域それぞれに内容を変えながら実施してきました。
今回は全盲でiPhoneを使っている角田まき子さんに、iPhoneやiPadを使うきっかけや、実際にiPhoneを操作している様子を見せていただきました。
まき子さんが最初に使ったのはiPadですが、そのきっかけが「視覚・聴覚障害のある方にiPadを教える人財育成講座」で、実習のモデルさんとして参加してもらったことでした。
実習の時に出会った瀬川さんにサポートしてもらいながらiPadを購入し、動画などを見て楽しまれていたのが最初の頃だったそうです。
現在はiPhoneを使っていて、文章もiPhoneのキーボードを、音声読み上げ機能のVoiceOverを使って、入力で書かれているそうです。
昨日は実際にiPhoneを操作している様子を見せてもらいました。
長年VoiceOverを使われていることもあって、基本的な操作はスムーズそのものでした。
LINEも使われていて、娘さんとのやりとりを音声で読み上げたり、返事を書くところも見せていただきました。
アンケートからは「まき子さんがiPhoneを操作される様子はとても衝撃的だった」と感じた方もいらっしゃったようです。まるで目が見えているかのように操作されているのを見ると、それだけご自身が使っている機能やアプリは問題なく使えているんだなと感じました。
交流会にはもう一人全盲の方が来てくれました。
昨年の交流会にも来て下さった方で、当時はガラケーでしたが、今回はiPhoneはもちろん、Apple Watchも使われているなど変化が大きくて驚きました。声で文章を書く機能をうまく使い、動画の検索などをされていました。
交流会では他にも指紋や顔でパスワード認証をする機能やiPhoneのお財布携帯でケータイ機能、Apple WatchでiPhoneを探す方法や、スマートスピーカーの紹介などをしました。
最後に参加していただいた皆さんから、人財育成講座やこうした取り組みについて自由に意見を述べていただきました。
講座を受講していただいた方は200人近くなり、県内各地に受講していただいた方々がいらっしゃいますが、こうした皆さんや縁を自分自身がまだうまく活かしきれていない部分が多々あります(活かすという言い方が正しいかどうかはさておき)。
いろいろな課題もありますが、このままずっと同じではなく、少しずつでも新しいこと、ステップアップできるように、周りの皆さんの協力もお願いしながら来年度は進んでいきたいと思っています。
今年度の活動に参加していただいた皆様、ありがとうございました!
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