「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」八戸市第1期第6回

聴覚障害についての講義の様子

八戸市で開講中の「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」第1期は昨日第6回を行いました。

第6回は特別講義。視覚・聴覚それぞれの障害について当事者の方を講師としてお招きし、各障害について詳しく教えていただいたり、iPhone・iPadなどが当事者にどのように利用されているのかなどを紹介してくださいました。

聴覚障害についての講義の様子

前半は聴覚障害について。以前にも講師をお願いした松倉さんから、聴覚障害についての概要や特徴、コミュニケーションの方法、簡単な手話なども教えていただきました。

印象深かったのは口語教育について。比較的最近まで行われていた、手話ではなく口語を主とした教育方針が聴覚障害のある方に対して行われていたことは受講生の関心も高かったようで、これについての質問も出ていました。

視覚障害についての講義の様子

後半は視覚障害について、こちらもよく講師をお願いしている三島さんから、視覚障害についての概要や特徴、サポートする時の配慮などを実演を交えて教えていただきました。

視覚障害についての講義の様子

iPhoneをモニターに繋いだデモンストレーションでは、iPhoneに届いた通知内容がものすごい速さで音声読み上げされ、受講者の皆さんはビックリ。

もちろん聞き取れた人は一人もいなかったのですが、三島さんは普通に聞き取っていて通知の内容を受講生の皆さんに説明。驚きの歓声が上がりました。

iPhoneの画面は白黒反転されていたり、VoiceOverでの読み上げがされているなど一般的なiPhoneの状態からはかなり違ったものでしたが、受講者の方からは「これまでの受講でこうした機能について聞いていたので、三島さんが説明してくれることにもついていけました」という声がありました。

当事者の方から直接語られるお話は、受講者の皆さんにとってとても刺激になり、それぞれの障害についての理解を一段と深められたのではと思っています。

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