「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」第3期第6回

聴覚障害についての講義の様子

五所川原市で開講中の「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」第3期は昨日第6回を行いました。

第6回は視覚障害と聴覚障害について、それぞれの当事者の方からお話しいただく特別講義でした。

前半は聴覚障害について。聴覚障害の特性からコミュニケーションの手段、聴覚障害者がiPhoneやiPadをどんな風に活用できるかなどの説明のほか、簡単な手話も教えてくださいました。

手話の解説では受講者全員の名前を指文字で教えてくださり、受講者からは「職場に補聴器をつけた方がいるので今度は手話であいさつしてみます」と声が上がっていました。

視覚に障害のある方がiPhoneで操作している様子

後半の視覚障害についての講義では、全盲でiPhoneとiPadを日常的に使っている澁谷さんによるお話。

iPod touch、iPad、iPad Pro、iPhoneと、たくさんのアップル製品を使ってこられた澁谷さん。機器の初期設定には毎回苦労されるそうですが、TwitterやLINE、d払いなどのキャッシュレス決済銀行のアプリ、AbemaTVといった晴眼者と変わらないアプリを普通に使われていることに、受講者の皆さんは一様に驚いていました。

VoiceOverを起動した状態で文字を入力している画面

音を頼りに文字入力をするのも慣れたもので、目が見えなくてもiPhoneやiPadをここまで使いこなせる様子は圧巻でした。

リマインダーもよく使われるそうで、その場でSiriを使って声でリマインダーを登録する実演も。リマインダーを使ったことがない受講者からも「買い物をしに出かけた先で何を買うんだったか忘れることが多いので、ぜひ活用したいです」と、参考になった様子でした。

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