スマホに機種変更を検討している全盲の方。のお付き添い

先日の「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」で、実習のモデルとして協力してくれた全盲のKさんから相談されていたことがあります。

それは「週末に隣町のショッピングセンターでケータイキャリアの出張説明会があり、そこに行って機種変更の相談をする予定なのでよかったらついて来てほしい」というものでした。

個人的な興味もあり、二つ返事で快諾。昨日行ってきました。

Kさんは親友の方に連れてきてもらったそうで、私より一足先にお二人で店員さんの説明を受けているところに合流しました。

Kさんは先日の実習で少し体験した物体認識アプリ「Seeing AI」を調べてもらっているところでした。

私はいちおう部外者での付き添いということで、あまり横から口を出さないようにしようと思いKさんにもそのようにこっそりお伝えしておきました。

が、店員さんはSeeing AIの使い方やアクセシビリティあたりの説明に苦労されているようだったので、つい横から少し説明…したのを皮切りにだいたい自分がVoiceOver(音声読み上げ機能)からSeeing AIの使い方までをざっくり紹介。

店員さんにiPhoneを貸してもらい、手元にあったパンフレット内の文章をKさん自身で読み取る練習をしたところ、うまく読み上げたり、機能を切り替えたり、ページを戻ることなどができていました。

Kさんも手応えを感じていたようで「使えそうな気がする」と仰っていました。

最近はiPhone SE2の話が出ていたり、ホームボタンがついているiPhone8も発売から数年経っていることもあり、今回はひとまず様子を見ようということになりました。今回の体験はKさんにとって有意義な参考にしてもらえたのではないかと思います。

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