「大事なExcelファイルが消えた…」と思ったら意外なところに隠れていた件
以前、ご近所さんが消失したExcelファイルを復旧したら驚いた件について書いたことがあります。
その時はファイル復元ソフトを使って無事データを復活できたのですが、先日再び同じ内容で同じご近所さんから相談があり行ってきました。
ファイルが消えた時の様子を聞くと「Excelを編集していて、横の画面をずらすところ(スライドバー)を動かしてたりしたら急にパッと消えたんです」とのこと。
当該のExcelファイルを編集している最中ということは、今回はファイル(仮にXファイルと命名)を誤って消したというわけでもなさそう。ということはXファイルはまだ削除されずどこかに残っているのではと推測。
奇妙なのは、編集中だったXファイル自体はデスクトップに置いてある。ということはとくに問題なく解決…?と思ったのですが、Xファイルを開いて中身を確認してもらうと、内容が古いとのこと。
ファイル名は合っているそうなので、ファイル名「Xファイル」でPC内の別のところに新規保存されたのかと思いPC内をキーワード検索してみましたが、見つかったのはデスクトップのファイルのみ。ゴミ箱も探してみましたが見つからず。
「探しているXファイル自体は存在するのに、中身が古い」という不思議な状況。一瞬八方塞がり。
しかしふと、デスクトップに置いてあったXファイルを開いてもう一度よくチェックしてみたところ…ありました。
なんと目的のデータは、同じXファイルの中にありました。ただ、別のシートに保存されていました。
Excelの場合、画面下にSheet(シート)があり、複数のシートに分けてデータを作ることができます。
私がXファイルを開いた時にはSheet1が表示されていたのですが、探していたデータはSheet2にちゃんと存在していました。
おそらくご近所さんがXファイルを編集中に、たまたま操作の過程でシートを移動してしまったために、データが消えてしまったように思われたのかもしれません。たまたまSheet1に中途半端なデータが残っていたことも混乱した原因でした。
なにはともあれ思っていたより早く気づくことができ、無事にデータを復活させることができてホッとしました。
PCに不慣れな方の場合、ちょっとした操作の違いで大きな落とし穴にハマってしまう場合があります。今回のように編集中のシートが変わってしまうというケースは、本当にちょっとしたことですがなかなか気づくにくい事例だと思うので、よくよく気をつけた方が良さそうです。
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