「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」第1期第6回:特別講義
八戸市で開講中の「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」第1期は2022年2月4日、第6回を行いました。
第6回はゲストを招いての特別講義。視覚・聴覚それぞれの障害について当事者の講師をお招きしました。
前半は聴覚障害について、八戸市の松倉さんからお話いただきました。会場の入り口が(現在は一般向けには閉館している関係で)わかりにくかったようで到着が遅くなった関係もあり、前半は私が聴覚障害についてお話し、後半に松倉さんへバトンタッチ。聴覚障害がある方とのコミュニケーション手段や接し方、あいさつなどの手話を教えていただきました。
聴覚障害の方とは電話でのダイレクトな連絡が取れないため、こうした緊急の連絡時にはよい方法を備えておくべきだなと改めて感じました。そういう意味ではハプニングもありましたが良い経験にもなったと思います。
後半は視覚障害について、こちらも八戸市の三島さんからお話いただきました。
三島さんからはiPhoneのVoiceOverを使った読み上げのデモ(読み上げ速度が速くて受講者の皆さんは驚かれてました)やふだんよく使うアプリ、iPhoneの良さや課題、らくらくスマホの良いところなど、さまざまな話題を紹介いただきました。
コロナ禍や今年の大雪で困ったこととして、以下のことなどを紹介してくれました。
- ボランティアさんの利用ができなくなった
- 他県への移動や昼食のサポートなどできない
- 雪が多く点字ブロックがわからなかったり滑る危険など外を歩くのが大変
- 線引が見えないので区切りや境界がわからない
- 消毒液がどこか見えないので自分で持っていく
講義の最後にはSiriを使って音声でタクシーを呼ぶデモも。当事者の方がiPhoneを活用している様子をたくさん見せていただきました。
当事者の方からのお話は、講師が違ってもどの会場でも好評です。やはり生の意見やデモンストレーションは説得力が違います。
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