アプリ不要。Androidの「自動字幕起こし」機能がすごすぎる

スマホやタブレットについてはもっぱらAppleユーザーなんですが、Androidのことも知っておきたいと思って先日Androidスマホ「Google Pixel 6a」を購入しました。

知りたいことや試したいことはいろいろあって、たとえばアプリはiPhone用とAndroid用と両方対応してるのか片方だけなのかとか、そもそも使い方はiPhoneとどう違うのかとか。

その中でもとくに知りたいと思っていたのが、Android端末のアクセシビリティについてでした。Androidだと「ユーザー補助」という名称でいろいろ実装されているようで、有名なところだとiPhoneのVoiceOver(音声読み上げ機能)にあたるTalkBackとかは見聞きしたことがあります。

ただそれ以外ではどんなのがあるのかなと思っていろいろ触ってみてました。ちなみにAndroid端末はメーカーによって機能の実装具合に違いがあることもあるのがちょっとややこしいところ。iPhoneも機種によって若干の違いがある場合もありますが、アクセシビリティ関係はほぼ統一されていると思います。

9月にろうあ者大会でお話をする予定があるので、聴覚障害に関係した機能を調べていたところ「自動字幕起こし」という機能が。

これはその名のとおり、スマホのアプリから発する音声にリアルタイムで字幕をつけるというもの。機種によっては対応していない機種もあるかもですが、Pixel 6aでは使えるようでした。

試しに「自動字幕起こし」をオンにしてからYouTubeのアプリを開き、ニュース動画を再生したところ、ほどなくして画面に字幕が表示されました。話者の言葉に続いて次々に字幕が表示されます。音声によっては若干の変換間違いもありますが、けっこう許容範囲。

これ実はすごい機能で、「字幕対応していない動画でも字幕をつけられる」ところが、iPhoneにはない利点です。

iPhoneの場合、字幕対応している動画の字幕をカスタマイズ(文字の大きさや背景の色味を調整など)できるのですが、動画が字幕に対応していないとカスタマイズできません。

一方でAndroidの自動字幕起こし機能は、アプリを問わず字幕にできます。本当にすごい。

ラジコに字幕を表示した画面

上の画像はラジオアプリ「radiko.jp」を開いて再生した時のスクショ。きちんと音声に字幕がついています。

文字で情報を得られる方であれば、聴覚に障害のある方にとってかなり便利な機能だと思います。何より(端末によると思いますが)アプリのインストール不要で、設定から簡単に有効にできる手軽さも良い。久しぶりに「Androidすごい!」と驚かされました。

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