実習の様子

「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」第2期第9回:視覚障害者の方をモデルにした実習

青森市で開講中の「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」は2023年2月17日、第9回を行いました。

第9回は実習。視覚障害のある方をモデルにお迎えして、受講者の皆さんが2グループに分かれてiPadの紹介をしました。モデルさんは全盲の方お二人に協力いただきました。

説明する内容はグループによって違っていましたし、モデルさんの要望を聞いてそれに沿ったアプリをがんばって説明している様子が伺えました。ラジオのアプリに挑戦したり、モデルの方が使っているiPhoneの連絡先アプリの操作方法を試している場面もありました。

VoiceOverでGarageBandの楽器を演奏している様子

YouTubeで音楽を聞く様子もありましたが、とくに受講生さんたちとモデルさんの両方が驚きの声を上げていたのは、楽器アプリの「GarageBand」を操作していた場面。現在のGarageBandはVoiceOverの対応も良くなって、ナビゲーションやボタンなどは通常通りVoiceOverに対応しつつ、鍵盤など楽器を演奏する箇所を操作する際には自動的にダイレクトタッチ入力モードになって、楽器を演奏しやすいように配慮されています(昔はちくいちVoiceOverを解除する必要があった)。

いろいろな楽器を切り替えてみたり、録音も試したりなどとても楽しい様子でした。モデルさんからいろいろなことを教えてもらう場面もあったようで、受講生さんとモデルさんの双方が学びの機会になったのではと思います。

今年度の講座も来週がラスト。受講生の皆さんには有終の美を飾れるようにあと少しがんばってもらえたらと思います。

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