teacher talking to the class

先生がもっと弱みを見せられるような世相になったら良いと思う

学校でお手伝いをしていると、合間にちょっとした雑談をしたりすることがあります。

基本的に先生方はいつも忙しいので長話するタイミングはほとんどないんですが、たまにふと話が弾むことがあったりします。

笑い話な時もあり愚痴な話題もありいろいろだったりするんですが、ある日の雑談で耳にした言葉が心に残って。

ニュアンス的に意訳して言うと「事情を抱えていない先生は一人もいないです」という感じの言葉でした。

誰しもが自身や、家族など周囲の人や、学校のいろいろなど、何かしらの困り事や悩み事を抱えていて、そんな中でギリギリの状態でやってますと。

ニュースでも取り上げられるようになった、先生の数が不足している問題や、残業手当なし(数十年前の基準で決まった割りに合わない割増給料がその代わり)の長時間労働、モンスターペアレントや学級運営でのトラブル等々。これに加えて上のような問題も抱えて、本当に先生方の献身と聖職者としての矜持だけでかろうじて保たれている綱渡りの現状。でもふだんの先生方はそんな様子を、少なくとも自分には欠片も見せません。

いろいろな先生がいることも承知で、それでも先生って本当にすごいなと思います。

でも本当に先生方への負荷がかかり過ぎてるとも感じていて。先生って子どもたちや保護者に弱みを見せにくい仕事柄だと思うんですが、それだと本当に先生つぶれると思うんです。もう少し先生が弱音を吐いたり弱みを見せてもいいような、そんな許容の空気が広がると良いんじゃないかなって思ったりします。もう少し先生方の人生が、人らしくあってほしいと思ったりします。

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