講座の様子

令和6年度「聴覚障がい者等を対象としたデジタル技術利活用講座」第3回

黒石市で開講中の「聴覚障がい者等を対象としたデジタル技術利活用講座」は2024年8月22日、第4回を行いました。

第4回の内容は以下の構成。

  1. 聴覚に障害のある方向けアプリ例
  2. 知っておきたいキーワード「生成AI」
  3. iPhoneに標準搭載の便利な機能

聴覚に障害のある方向けアプリでは、UDトークを始めとした、文字通りろうあの方でも活用できそうなアプリのデモンストレーションを行いながら紹介していきました。

受講者さんたちの関心が高かったのは音声を文字化する機能で、iPhoneのメモアプリを使った音声文字入力できちんと文字が入力されるか試しているろうあ者の方も。「発話ができているか恥ずかしいから家で練習してみます」と話されているろうあ者の方もいらっっしゃいました。

また、会議などの音声を録音して文字起こしするアプリなどは、記録を残したい手話通訳者の方々から強い関心が寄せられていました。

次に話題の生成AIについて。生成AIと言われるものでどんなことができるのかを紹介し、実際にChatGPTで文章を作成したり、受講者さんからお題をもらった言葉で画像を生成すると驚きの声が上がっていました。生成AIは実のところユニバーサルに活用できる余地がたくさんあると思うので、ろうあ者の方にも手話通訳者の方にも活用してもらえたらと思います。

iPhoneに標準搭載の便利な機能では、クローズドキャプション(字幕)の調整やSiriをテキスト入力で使う方法、周囲の音を聞き取って通知するサウンド認識などの機能をみんなで実践。こうした機能を活用することで、iPhoneの便利さがぐっと増すと思います。

本当はiPhoneのアクセシビリティ機能をもっと紹介したかったのですがタイムアップ。次回が講座の最終日です。ラストも受講者の皆さんにとって有意義だと思ってもらえるような内容にしたいと思っています。

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