風邪っぴきで体の調子を整える
先週から少し風邪をひいています。
体は割と頑丈な方で、めったに体調を崩したり病院に通うという事は無いのですが、今回の風邪は少し長引いています。
高熱が出たりはしていないのですが、微熱と咳がなかなか止まらず難儀しています。
とは言え風邪薬などは飲んでいません。基本的にいつも自然に収まるのを待ちます。
会社などで毎日一緒にそこで働く人がいるような場合は別かもしれませんが、1人で仕事をしているメリットを生かしつつ放置しています。
これは別に周りに配慮していないと言うつもりはなく、風邪は自然に治るのを待つのが良いと思っているからです。
野口晴哉著の「風の効用」という本には、風邪をテーマに人間の体についての考察が書かれています。
きちんと通して読んだ事は無いのですが、気になるいくつかの一節を心に留めています。
その本によると、「人間の体はもともと弾力があるのだが、仕事などで体や頭を使いすぎると体に偏りが生じて疲労が蓄積してくる。その積み重ねによって体の弾力がなくなり鈍くなってくる」のだそうです。
そして「風邪をひくと、鈍い体が一応弾力を回復する。弾力性が欠けてくると風邪をひき、風邪をひいた後、回復してくる。風邪は病気と言うよりも、風邪自体が治療行為ではなかろうか」とあります。
普段家で仕事をしていることもあり、他の社会人の方より日常的に体動かす機会が少ないことを自覚しています。
そう考えると自分の体が弾力性を失いやすいという事は理解できますし、今回のように風邪をひいていることで逆に体を回復させようという自分の中の機能が働いているのかもしれません。
ものは考えようでもありますが、こういう風に考えてみるのも良いかなと思いました。
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