「視覚・聴覚障害のある方にiPadを教える人財育成講座」第12期第6回と第13期第5回

視覚障害の関係者による講義

つがる市と田舎館村で開講中の「視覚・聴覚障害のある方にiPadを教える人財育成講座」第12期と第13期はそれぞれ6回目と5回目を終えました。

月曜日は田舎館村で5回目の講座。視覚と聴覚それぞれの障害について関係者から詳しい講義をしていただきました。

聴覚障害についての講義の様子

いつもは同じ部屋に視覚と聴覚の関係者の方が一緒にいるということはあまりないのですが、部屋の外が寒かったこともあり、それぞれの障害について別の障害のある講師の方々も話を聞くという場面になりました。

冒頭の写真は視覚障害についての講義を、手前にいらっしゃる聴覚障害の講師の方が初は通訳を通じてお話を聞かれている様子です。

講義のあと、聴覚障害の講師の方が、視覚障害の講師の方に質問をされるなど、思っていなかった交流ができているのを見てこちらも新鮮な感じで見ていました。

視覚障害と聴覚障害のある方同士でのコミニュケーションはそれぞれの障害上難しいのですが、通訳やツールを介することによってコミニケーションができます。

特に手話を主とされている方の場合は日本語でのコミニケーションより手話の方がスムーズだったりするので、そういった意味でも今回の場合は手話通訳の方の活躍が目立ったように思いました。

水曜日は、つがる市で視覚障害の方を想定した実習の練習をしました。

教える側と教えられる側に分かれて、片方は目を閉じて全盲の方になりきり、iPadの説明や音声読み上げ機能の使い方について説明を受けるなどしていました。

単に教える側の経験だけではなく教えられる側の経験をすることで、自分が説明する際にどう工夫したらわかりやすいのか、理解してもらえるのか等を肌で感じてもらえたのではないかと思います。

それに加えて、来週iPadの使い方を教えることになる視覚障害の方が、どんな人でどのくらいITの事が分かっていて、どんなことに興味があるのか、果ては見え方がどうなのかなど、いろいろなことをイメージしながら自分の教え方に流れを運んでいく必要があります。

難しい部分もあると思いますが、まずは一緒に楽しんでもらうことが大切だと思っていますし、来週の実習はそうあって欲しいと思っています。

教える練習の様子教える練習の様子教える練習の様子

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