最近のビジネス本トレンドは戦争系?

戦略の世界史 上

本屋さんによく行くのですが、店の前に並べてある新刊などを見ていると、世の中の流行などが見てとれるように思います。

近くの本屋さんで最近気になっているのが、ビジネス書コーナーを見ていると、戦争を題材にしたノンフィクションや、戦争ベースに戦略を解説した本が多くなっていることです。

最近の日経や朝日の書評でも同様の書籍が取り上げられていることもあり、そうした流行を感じています。

しかもそれらの本は気軽に手に取れるような薄くてとっつきやすそうなものではなく、ページが300ページを超えていたり、一冊そのボリュームで上巻と下巻に分かれているような大著のものもあります。

こうした本の店を見ていると、昨今の教養ブームの方向性が、戦争をテーマにしたものにシフトしてきているような感じがします。

ここ数年、ビジネス系の書籍は教養ブームで、教養とビジネスをセットにしたような書籍や雑誌が多く出ています。

ビジネスマンとすれば素地としての教養をベースにしつつ、実際の「仕事の現場=戦争」と置き換えて考えられる場面も多々あります。

そうしたニーズが元になって、戦争をテーマとした戦略本が改めて注目されているのかと考えたりしていました。

この見立てが合っているか、ただ自分がそう感じているだけなのか分かりませんが、なんとなく最近感じていたことでした。

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  • コメント ( 2 )

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  1. Isao.Morisaki

    私もちょくちょく本屋さんへ行きます。はやりの本は最初の1パージめや、前書きと後書きを読んで買いを判断します。薄っペラが多い?……佐藤優さんの”読書の技法”に「速読は良書・駄本の判断をつけるため」とあります。速くは読めないのですが参考にしています。流行り物でも史事に関するものは史観の誤差をはかるものとしてよく買います。朝日の推奨本のページはよく参考にしています。読書は楽しいです。

  2. hpstyling

    佐藤優さんの「読書の技法」は自分も読んで、紙の本と電子書籍の両方を買いました。

    超速読と速読と熟読で大量の本を処理する方法とか、佐藤さんの読書に関するあれこれが読めてとても面白かったです。

    朝日の書評欄は充実してますもんね。以前は日曜に書評が載ってましたが、最近は土曜掲載が増えましたね。