「障害者・シニアの方にIPADを教える人財育成講座」第3期 五所川原市 第3・第4回
五所川原市で開講中の「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」第3期は2019年12月18日に第3回、2020年1月8日に第4回を行いました。
第3回は受講生さん同士がアプリや機能について教え合う情報交換会。2組に分かれてそれぞれが担当を決めておいたアプリや機能について、ほかの受講生さんに説明をしていきました。
説明するアプリやメモや時計など基本的なアプリが多いですが、掘り下げてみると意外なほど多機能だったりして驚くことがあります。時計アプリのベッドタイムなどは適切な睡眠習慣をつけたい人には役に立つ機能だと思います。
Siriでは通常の声による入力方法以外にも、キーボードで文章を入力することで話し言葉と同様にSiriを使う方法も紹介されていました。発話が難しい方でもSiriを活用できる好例です。
キーボードでの文字入力も、パソコンのようなローマ字入力タイプのほかに、キーボードを分割したり、スマホのフリック入力ができるよう小さく表示できる方法も紹介されていました。
文字入力のしやすさは意外なほど個人差が出る部分なので、いろいろな方法を知っておくと便利だと思います。
第4回は視覚に障害のある方へiPadの講習を行う際のポイントについて。
基本的には視覚障害についての特性などを座学で説明していきながら、実際にiPadも使って配慮したい点や設定の確認などを行っていきました。
この段階でよく使うアプリは「設定」。設定アプリではさまざまな機能をカスタマイズできるようになっています。コントロールセンターのカスタマイズでは、隠れた機能を簡単に呼び出すことができるようになります。
昨日の説明でもコントロールセンターから画面収録機能が使えるということを初めて知った方もおり「この説明がなかったらこんな素敵な機能を知らずにいたってことになりますね!」と驚かれていました。
ほかにもキーボードのフリック入力を活用することでキーボードを切り替えず数字を入力する方法や、電子書籍サービスに高い関心が集まっていました。
講座では障害のある方向けのアクセシビリティ機能だけでなく、一般の方が活用できる機能やアプリも随時紹介しています。
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