「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」第3期第10回

五所川原市で開講中の「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」第3期は昨日、最終第10回を行いました。

実習の様子

最終日のこの日は例によって、視覚に障害のある方をモデルにお迎えし、受講生の皆さんがiPadの使い方を紹介するという実習を行いました。

モデルさんはお二人が全盲で、もうお一人が弱視の方。iPadに触れた経験や知っていることもモデルさんそれぞれに異なっていたので、受講生の皆さんはモデルさんそれぞれに合わせて適切な紹介をしようとがんばっていました。

実習の様子

なるべく難しい操作が必要ないようにSiriを使ってみたり、音声読み上げ機能の基本的な使い方を説明したりなど工夫が見られました。

実習の様子

弱視の方はiPhoneとiPad Proをお使いで、実機を持参してくれていました。まだ使い始めて間もないと仰っていましたが、普段どのように使っているのかを紹介してくださり、受講者の皆さんが逆に教わる側になる場面もありました。

会場によっては今回のように、iPadの紹介をモデルの方にするだけでなく、詳しいモデルさんが逆に受講者さんへ、iPadやiPhoneをどんな風に活用しているかを教えてくれることがあります。こうした機会も貴重だと感じています。

実習終了後に全員で振り返りをした際には受講生さんたちから「頭でわかっていて説明したいことでもなかなか言葉として出てこないことがあってもどかしかった」「モデルの方々から見え方や感じ方について直接お話を伺えてとても勉強になった」という声がありました。

第3期は年をまたいでの長期間の講座でしたが、受講者の皆さん、全10回の講座を受講してくださり本当にありがとうございました。また五所川原近郊で集まる機会を設けたいと思っていますので、その時はぜひ参加してお顔を見せていただければ嬉しいです。お疲れさまでした!

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