時間を測る習慣をやめてみたら存外いい感じだった
新聞を読んだり本を読んだりする時に、どのくらいの時間がかかっているのかを計測・記録していた時期があるんですが、1ヶ月くらい前にやめてみました。
自分が何にどのくらいの時間をかけているか、自分の生産性や習慣を客観的に把握する上で、実際に時間を測ってみるという方法はドラッカーも「経営者の条件」で薦めています。
それに倣い、自分の習慣にしていることのいくつかについて、時計のアプリでタイマーをかけたり、togglというアプリでかかった時間を計測してみたりなどいろいろ試していました。
良いことももちろんあったんですが、いろいろ考えるところも出てきたので冒頭で述べたように、時間を測ったり記録するのをやめてみました。
理由はいくつかありますが、とくに大きかったのは時間を計測していること自体に縛られるようになったことでした。
たとえば新聞を読む時、どのくらいの時間で読めるかアプリで計測し始めるとします。
時間を計測しながら新聞を読んでいる最中でも、家族から声をかけられたり、記事の中で気になった言葉が出てきてそれについて調べたいと思った時がちょくちょく出てきます。
でも時間を測っていることを中断するのはなんとなく抵抗があり、それがストレスに感じることがちょくちょくありました。
時間を測っているということは同時に「測っている行動を中断させたくない」という心理が働くようです。仕事に集中したいなど、場合によっては良い効果を発揮するシチュエーションもあると思います。
ただ今回のように、中断しても問題ないようなことに対して必要以上に時間に縛られる状態になってしまうのは、場合によっては逆効果になってしまうことがあるのかもしれません。
ということで最近は新聞を読む時に時間を計測することをやめてみました。おかげで読んでいる最中に中断することがあっても問題なくなりました。気になった言葉を調べたりすることも気軽にできて良い感じです。
ついでに言うと「時間を計測して読む」という習慣自体は自分の中に残っているので、無駄なく読もうという読み方も続いているので、トータルとして良い結果になっていると思います。
長く続けた習慣を変えるには勇気がいるかもしれませんが、よくよく振り返ってみて「試してみてもいいかも」と思ったらまずは試してみるのが良い場合もあるかもしれません。
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