講演の様子

「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」第1期第6回:特別講義

十和田市で開講中の「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」第1期は2022年10月4日、第6回を行いました。

第6回は特別講義。視覚障害と聴覚障害についてそれぞれの当事者の方々からお話をいただきました。

前半は聴覚障害について、青森県ろうあ協会の小沢会長さん。聴覚に障害がある方ならではの日常的にあるトラブルや課題などについて、実体験を元にしたお話はとてもわかりやすく、聴覚障害がコミュニケーション障害とも言われる理由がよくわかったように思います。あいさつやかんたんな日常会話に使える手話も教えていただきました。

後半は視覚障害について、角田まき子さんからお話をいただきました。

全盲のまき子さんですが、日常的にiPhoneを使用されており、こうしたIT機器を使うようになったきっかけや実際にあったトラブル、Siriでの活用法や文字入力などのデモンストレーションなども。

Siriや文字入力は、晴眼者が行うのであればごく普通の操作ですが、目の見えない方が同じことを行うにはとても大変だったりします。しかしさすが慣れたもので、Siriで電話をかけるのはもちろん、音声読み上げ機能を頼りに文字入力もスムーズに行われていて、受講者の皆さんは一様に驚かれていたようでした。

やはり座学で私が伝えるよりも、当事者の方から語りかけてもらった方が何倍も説得力が大きいと感じます。お二人とも有意義な講義をありがとうございました。

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