薬もIT化。「デジタル薬」のメリット

デジタル技術によって病気の治療や補助を行う「デジタル薬」の開発が進んでいるそうです。

心の病 に「デジタル薬」 アプリが禁煙や認知症治療: 日本経済新聞

薬=服用する(体に取り込む)というイメージがあるので、IT化にはかなり縁遠いイメージがある薬ですが、VR(仮想現実)機器を使ったものやアプリによる難聴改善など、IT技術でさまざまな症状に好影響を与えられそうなものはありそうです。

服用する薬が主に化学物質である一方、デジタル薬は映像や音声などを活用することから、一般的な薬による副作用が出にくいというメリットもありそうです(もちろん過度な使用はいろいろ問題があるのでしょうけど)。

デジタルのメリットを活かして、治験によるデータも取得しやすそうですし、莫大な費用がかかる創薬事業に比べて開発コストも抑えられる可能性があります。

もちろん服用する薬と比べて効果や有効範囲が限定的な面もあると思いますが、デジタルならではの良さを医療という分野で活かす試みは注目ですね。

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