無限に流れるカラフルなデータが渦巻く、情報で溢れたデータベース内部の視点を描いたデジタルイラスト

All-In-One Security(WordPressプラグイン)でデータベース大量消費

Webのお客さんからご相談があった話。

曰くサーバー会社から「データベースの使用量が超過してるのでなんとかして」とのことで、その通知が来てから間もなくサイト(WordPress)の管理ページにログインできなくなってしまったとのことでした。

こちらでもログインを試したところ、環境によってはログインができたもののやはり挙動はおかしい感じで。データベースの掃除をしようとプラグインをインストールしてみたものの、なぜか有効化できなくて使えず。

今回のケースはサーバー内のファイル超過ではなくて、データベースの容量超過なので、サイトにアップした重そうなファイルとかを削除しても意味はなく、データベースを削る必要があります。が、誤って触ったらダメな箇所を削除するとサイトそのものに大きな影響があるので慎重な作業が必要になる=時間がかかるという見立てをしてどうしたものかと。

そうこうするうち、お客さんからサーバー会社に相談したところ、返事はあったけど内容がチンプンカンプンとのことで。サーバー会社からお客さんに届いたメールを転送してもらい読んでみると、データベース内のどれが主に容量を食ってるのかを教えてくれるというありがたい情報が。

データベースにアクセスして確認したところ、恐ろしい桁数のデータ数が。ひとまず手動で数百件単位ずつ削除を試みてみたものの、このペースでちまちま削除していたら時間がいくらあっても足りない。調べると、指定したデータをまとめて一瞬で削除できる機能が。入念に調べて(データベース全部消したら取り返しがつかない)削除するデータベースを慎重に選択し、瞬殺コマンド実行。本当に一瞬で空に。

管理ページでデータベースの使用量を確認すると、超過していた分が激減して元通りに。なんとか事なきを得て無事解決。

原因はWordPressのAll-In-One Securityというセキュリティ関係のプラグイン。これのログが大量に溜まったのが原因のようでした。それなりに長い年月運用しているサイトとはいえ、桁外れにデータベースの容量を食っていたのには驚き。ひとまず掃除できて復旧してよかったです。

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