「無料Wi-Fi付けとけばお客さんは満足」するとは限らないしむしろ印象悪くなる例
昔に比べると無料でインターネット接続ができるお店が増えました。
ファストフード店はもちろん(近所のモスは最近ようやく設置)、ショッピングセンターなどでも「Wi-Fi使えます」の張り紙がIDとパスワードと一緒にそこかしこに掲示されています。
スマホの通信量を節約する上でとてもありがたい無料Wi-Fiですが、「ただあればそれで良い」という感じでもなくなってきているのかなと思ったりします。
目次
スピードが遅いとWi-Fiがあっても使う気になれない
「どこの無料Wi-Fiでも同じように接続できる」ことはありません。接続するための手順(ユーザー登録の有無など)はもちろん、回線のスピードもそれぞれです。
ちなみに先日行ってみたショッピングセンターではかなり回線速度が遅く、結局無料Wi-Fiを使わずiPhoneのテザリングでネットにつなぎました。
今はスマホのテザリングでもそれなりのスピードでネットに接続することができます。この速度に慣れた側からすると、設置された意味がないほど回線速度が遅いWi-Fiは使う理由がないと感じてしまいます。
接続までの手順が複雑で難しい場合も
Wi-Fiへの接続方法は様々です。完全にオープンでユーザー登録もなく使用できるWi-Fi環境もあれば、SNSアカウントでユーザー登録し利用できるといったサービスもあります。
厄介なのは、ユーザー登録を行うためにメールアドレスの認証が必要なケース。ケータイでメール認証できればいいのですが、人によってはパソコンのメールアドレスを使いたいという場合があります。
この場合、すぐネットに接続したいと思ってもメールを認証するためにわざわざ自宅へ帰って届いたメールの認証をすると言ったことは現実的ではありません。
「ケータイのアドレスを認証に使えばいいじゃない」と思うかもしれませんが、人によってはケータイのアドレスをあまり使っていなかったりそもそも設定していないという人もいます(自分の場合もこれに近いです)。
Wi-Fiの速度いかんでサービスの印象が左右され、他のお店へ行く動機付けになってしまう
せっかく経費をかけて無料のWi-Fiを設置しても、上のような理由によってお店自体のサービスに対する印象が下がってしまう、もしくはもっと快適にネット接続できるお店へ移ってしまうという場合も考えられます。
自分は仕事道具をもってお店に行くことが多いので、Wi-Fi接続の快適さはお店選びに重要なポイントです。実際にこれがために足が遠のいた、もしくはよく通うようになったお店もあります。
セキュリティについても言わずもがな。パスワードも登録も必要なしのダダ漏れオープンWi-Fiはなかなか怖いと感じますし、お店側のリテラシーを疑問に感じることもあります。
お店の無料Wi-Fiは今やお客さんにとって重要なサービスのひとつでもあります。そのサービスが本当にお客さんが求めるものとして運用されているか、一度チェックしてみるのも良いと思います。
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