「Yahoo!スコア」が8月で終了。信用スコアサービスの今後は?
信用スコアサービスの「Yahoo!スコア」が2020年8月31日に終了するそうです。
信用スコアとは、個人の職業や学歴、購買履歴、公共料金の支払履歴などの膨大なデータを機械学習で分析し、信用力を数値化したものです。
ざっくり言うと、スコアが高ければさまざまなサービスを安価で利用できるなどのメリットを受けられるものです。
アメリカや中国では信用スコアサービスが拡大中で、とくに中国ではアリババグループのスマホ決済アプリ「アリペイ」の利用データから信用スコアを算出し、サービス利用の特典を実施するなどしているようです。
日本でもYahoo!スコアやLINEスコア、みずほ銀行とソフトバンクが立ち上げたJスコア、NTTドコモによるドコモ レンディングプラットフォームなどが信用スコア関係のサービスを行っています。
一方で信用スコアに関しては「個人情報利用についての同意方法が不誠実」「個人を格付けしている」などネガティブな話題が先行してもいました。
そういえばSNSが流行り始めた頃にも、SNSの利用状況を数値化するKloutなどのサービスが登場し、実際にインフルエンサーがホテルに格安で宿泊できるなどの特典を得られた事例もありました。
信用スコアに関わるサービスは、AIや機械学習の進歩を鑑みた時、今後も続いていくと思います。
Yahoo!スコアは終了しましたが、こうしたサービスの需要と供給がなくなるとは考えにくく、また社会的な理解が進めば信用スコアに対する印象も受け入れられていくのではと思います。
個人的には「信用スコア」というものに対して昔も今もいいイメージはありませんけども。いずれにしても今後この分野の動向はたまにチェックしたいと思います。
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