ショッピングカートとパソコン

高齢者に優しいECモールはAmazon・楽天・Yahoo!のどれ?

高齢化に加えてコロナ禍という状況もあり、シニアの人もネットで買物をするケースが増えているようです。

一方、ネットの操作やルールに慣れていないシニアの人が、ネットで買物をする際に操作を誤ったり商品数を過剰に注文してしまったり、一回限りの購入をするはずが意図せず定期購入になってしまう場合もあるようです。

長寿社会のリアル 「買い物弱者」ネットでも 操作に不慣れ/認知機能衰え 誤注文など相談、9年で15倍 :日本経済新聞

日経の記事では検証のため「同じ健康食品を1日2回、8日連続で注文」という通常ならあり得ない注文を、Amazon、楽天、Yahoo!の運営サイトでそれぞれ試してみたそうです。その結果

  • Amazon:すぐに重複購入を伝える警告が画面上部に表示
  • 楽天:警告なし。購入の条件確認のみ表示
  • Yahoo!:強調表示なし

ということで、ユーザー視点ではAmazonに軍配が。さらにこうした問題に関する各社の見解は

  • Amazon:「重複注文には注意喚起し、不要または誤った注文は取り消せる」
  • 楽天:「家族が申し出れば出店側に注意喚起することはある」
  • Yahoo!:「すぐ対応する予定はない」

ということで、やはりAmazonのユーザーフレンドリーさが際立つ結果に。というか楽天とYahoo!は切ない感じが。

動画大手のネットフリックスは、一定期間利用がないユーザーに解約を薦める通知がいくようにしたそうで、「ただ収益が上がればいい」といったスタンスからは一線を画すユーザーへの真摯さが伺えます。前述のAmazon然り、日本の「おもてなし」精神が垣間見えるのはむしろ海外のサービスに多いような感じもします。

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