「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」第5期第6回:特別講義

青森県むつ市で開講中の「障害者・シニアの方へiPadを教える人財育成講座」第5期は昨日第6回を行いました。

第6回は特別講義。視覚障害と聴覚障害についてそれぞれの当事者の方から講義をいただきました。

前半は聴覚障害について。はるばる十和田市からお越しいただいた講師の方から、聴覚障害についての特性やコミュニケーションの手段、いくつかの指文字などについて教えていただきました。

講師の方は手話でお話しされるため、内容は手話通訳の方が訳してマイクで伝えてくださいます。

そう頻繁にと言うわけではないですがこうして手話を見る機会が増えてくると、通訳の方が訳される前に手話を見てわかる時もあったりします。単に手話というより身振りに近い場合(手話として読み取りやすい場合)もありますが、手話が読み取れた時は英語を聞いてわかった時のような感覚に近いところがあります。

後半は視覚障害について、むつ市在住の大関さんにお話いただきました。

大関さんは数年前に十和田市で開催した「視覚・聴覚障害のある方にiPadを教える人財育成講座」に参加いただいたことがきっかけで知り合いました。全盲の方ですが当時からiPhoneを使われており、今回もiPhoneの操作の様子などを実際に見させていただきました。

大関さんのiPhoneにはいろいろなアプリが入っており、ボイスオブデイジーでは半沢直樹の音データが入っていて、副音声付きでドラマを音で楽しめるようになっていました。

YouTubeも使われており、見たい(聞きたい)動画を探していったり動画を早送り・再生・停止するなど自由自在に捜査されている様子に、受講者の皆さんも驚かれていました。

大関さん曰く「視覚に障害のある人はiPhoneに挑戦した方がいい。(こんな便利な機器を)使わない理由がない」とのことで、たしかにここまでいろいろなアプリを使って生活を楽しまれている様を見せてもらうとさもありなんと納得させられます。

受講者の皆さんにとっても、お二人からのお話はとても参考に、刺激になったと思います。

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