令和6年度「視覚障がい者等を対象としたデジタル技術利活用講座」(八戸市)第3回
八戸市で開講中の「視覚障がい者等を対象としたデジタル技術利活用講座」は2024年9月12日、第3回を行いました。
前半はSiriでできることをグループで探してみるワーク。いろいろ試してみながらSiriでどんなことができるのかを探し。視覚に障害のある方にとって、スマホに文字を入力したり操作したりするのはけっこう大変ですが、Siriを活用することでかんたんに電話をかけたり、相手の電話番号を把握したりすることができて便利な様子でした。
ちなみに受講者さんのお一人(全盲)から、ご本人が購入したモバイルバッテリーの使い方についてご質問があり。ボタンが付いているのに気付けなかったようで、ボタンを押したりしばらくしてからスマホにつけてみたりすると充電できるようになりました。とはいえバッテリーの電源が付いているかはランプが点灯することで把握できるものの、目の見えない方にとってはこの違いを区別することが難しいと感じました。誰でも使いやすいモバイルバッテリーとしての改善点はいろいろ考えられるなと思ったりです。
後半は弱視の方が活用できるiPhoneの機能について。読み上げコンテンツ機能は、VoiceOverを起動せず画面内を音声読み上げできるので、弱視の方にとっては便利だと思います。
拡大鏡アプリはiPhoneをルーペ代わりに使えますが、見やすさを調整したり写真として保存しじっくり見えるようにしたり、色味を変えて見やすくするなどができます。
また一部のProモデル限定ですが、ドアや人を検知したり、紙に書いてある文字情報を音声で読み上げたり、指差しした文字を同じく読み上げたりできる機能もあり、驚きの声が上がっていました。
次回は視覚に障害のある方が活用できるアプリを実践していきます。
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