令和6年度「視覚障がい者等を対象としたデジタル技術利活用講座」(八戸市)第5回
八戸市で開講してきた「視覚障がい者等を対象としたデジタル技術利活用講座」は2024年9月26日、全5回を終え無事に終了しました。
ラストの第5回、まずは視覚障害のある方向けアプリや機能の紹介。時間が限られていたためにごく僅かでしたが、自分の位置を中心に周囲の施設までの距離と方向がわかる「BlindSquare」や、ラジオ番組を録音できる「らくらじ2」などに高い関心が集まり、ラストに行ったフリーのグループワークでは、これらのアプリをインストールしてみたり試してみたりしている方がいらっしゃいました。
参加者のお一人のiPhoneで、音量が小さいままで変えられない方がいらっしゃったのですが、いろいろ調べてみたところVoiceOverのローターから「音量」を選択でき、そこから音量を大きく上げることができました。これは自分も初めて知ったことだったので、自分自身改めて勉強になりました。
すべての内容を終えて迎えた修了式では、県知事名義での修了証が受講者の皆さんへ授与されました。受講者の皆さんからは「とても楽しかった」「また来年も開催してほしいです」「じっくり学べて以前よりも理解が深まった気がします」と、嬉しい感想をたくさんいただけました。
今回の講座は市の広報誌に告知を出すことができず、ほぼ人づての口コミだけで受講者を募集することになったのですが、受講者のUさん(全盲)のおかげで当事者の方のみならず学生さんや過去受講いただいた方々など、定員を超える人数で開催することができました。本当に助かりました。
Uさんからは以下のような嬉しい感想を、LINEでいただきました。
iPhone講座で、感じたことは、とにかくゆっくりじっくりと丁寧に、お一人お一人に、声をかけて、困っていないか?確かめながら皆さん一緒に、進めてくださったこと。これは、講師の高森先生の講座だからこそ、楽しくできたのだと思っております。本当に笑顔いっぱいの講座で、楽しかったですし、多くのまなびがありました。
緊張ぎみな私は、その笑顔と優しさで続けて参加できたと思っております。
本当にありがとうございました。
他の皆さんからもアンケートでありがたい感想をたくさんいただきました。全5回の講座、皆さんのおかげで自分もとても楽しかったです。お疲れさまでした。ありがとうございました。
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