TikTok

TikTokがアメリカ利用者向けサービス停止。代わりとして注目されるのは中国発SNS

TikTokが18日夜、アメリカでのサービスを停止したそうです。

これに合わせて、iPhoneとAndroidスマホでアプリをダウンロードするためのアプリ「Apple App Store」と「Google Play Store」からTikTokを含むバイトダンス関連のアプリがダウンロードできなくなったとのこと。

今回のサービス停止は、中国との関連性による国家安全保障上の懸念を理由に制定されたTikTok禁止法によるもので、TikTokの親会社バイトダンスに対し、アメリカ事業の売却か利用停止を迫るものだそうです。

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この措置を受けて、アメリカでは1億7000万人以上のユーザーがTikTokを利用できなくなったとのこと。TikTokで生計を立てている多くのクリエイターが収入減少を懸念し、代替プラットフォームへの移行を検討しているともされています。

TikTokの代替プラットフォームとして名前が上がっているのが、TikTokと同じ中国発のSNS「小紅書(レッド)」。中国版インスタグラムと呼ばれ、写真・動画の投稿ができるなどの機能があり、中国で3億人が使うサービスです。

TikTokのアメリカにおけるサービス停止についての今後は、時期アメリカ大統領のトランプ氏が、大統領就任後にサービス停止を90日間猶予する可能性を示唆しているほか、TikTokのサービス復旧を後押しするのではという話も出てきています。

個人的に今回のニュースで気になったのは、TikTokクリエイターの危機感。プラットフォームに依存するタイプのビジネスモデルは、その運命をプラットフォームに握られていることを改めて示唆したと感じます。仕事に関しては一つの収入源だけに絞っていると、こうした事態が起こった際に大きな問題となるわけで、複数の道を通しておくことがいかに大切かと身につまされる思いです。

【2025年1月20日追記】アメリカ時間の19日、TikTokはサービス再開。トランプ時期大統領の影響だそうです。

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