「視覚障害のある方向けiPad交流会」を五所川原市と弘前市で開催しました

交流会の様子

2018年1月27日・28日、五所川原市と弘前市で「視覚障害のある方向けiPad交流会」を開催しました。

27日(土)は五所川原市立図書館のお部屋を借りて開催しました。図書館には以前「視覚・聴覚障害のある方にiPadを教える人財育成講座」や、そのステップアップ講座を受講していただいた職員の方々がいらっしゃるご縁もあり、久しぶりの五所川原での活動ができました。

会には近隣にお住まいの視覚障害のある方(全盲の方と弱視の方)も参加してくれました。参加者が持っている携帯電話を確認してみると、なんと全員がiPhoneユーザー。全盲の方もiPadを使っていて、iOSユーザーの多さが際立つと同時に、それぞれがふだん使っている端末を使って操作方法を確認することができました。

五所川原市立図書館ではバリアフリーについての取り組みもされており、サピエ図書館(障害のある方が無料で利用できる音声図書館システム)の利用もできるそうなのでぜひ利用していただきたいです。

会では視覚障害のある方がいつもどんな風にiPhoneやiPadを使っているのかを見せてもらったり、Touch ID(指紋認証)機能の設定などをしました。

Touch IDはパスワード入力など音声読み上げ機能を使うユーザーには特に厄介な作業(文字入力が難しいですし、パスワードを入力した際に都度音声で読み上げられるので周りに聞かれる場合があります)を、ホームボタンに指紋を乗せるだけで済ませられる便利な機能です。

全盲の方のiPadにTouch IDを設定してみたのですが、この設定の最後にAppleIDのパスワードを入力する場面があり、どうしても音が出てしまう場面がありました。

iPadの画面から顔を背け声を出して音声が聞こえないようにする参加者の皆さん

と同時に参加者の皆さんは、iPadに背を向けて声を出しながらパスワード入力の音声が聞こえないようにしていました。全員一斉に、悟ったように同じ行動に移ったので面白かったですね。

弘前市での交流会の様子

翌28日は弘前市での交流会。五所川原市の交流会と比べてこちらは少人数でしたが、色々なアプリや機能などを試してみました。

交流会の様子

参加者のお一人が関わっている方の中に、ご年配の女性がいるという話になり、その人を思い浮かべながら役に立ちそうなアイデアを色々出してみました。

例えばその女性は耳が遠いということだったので、話した言葉をリアルタイムで文字に変換し、iPadのメモに大きな文字で表示するやり方を紹介しました。また、写真が好きで以前は色々なところに出かけて写真を撮っていたそうなので、Google EarthやGoogle Mapsのストリートビューなど、世界中の色々な名所や土地を写真で見ることができるアプリなども紹介しました。

ちなみにiPhoneのカメラは、VoiceOver(音声読み上げ)を使うとカメラに何人が映っているかを音声で教えてくれます。また、iPhoneの側面に付いている音量調整ボタンをシャッターに使うこともできるので、これらを使うことで全盲の方でもきちんと人物を写真に撮ることができます。

他にもAIスピーカーのGoogleホームミニなども使ってみたりなど、新しい機器を試す試みもしてみました。参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

交流会はどなたでも参加いただけます。日程など詳細はW3Aの交流会についてのページをご覧ください。

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