「障害者・シニアの方にIPADを教える人財育成講座」第3期 五所川原市 第5回
五所川原市で開講中の「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」第3期は昨日第5回を行いました。
当初の予定ではVoiceOverなど視覚障害のある方向けアクセシビリティ機能の実践を行う予定でしたが、お休みの方がいらっしゃったので内容を変更し、聴覚障害のある方向けiPad講習のポイントやアプリの実践を行いました。
聴覚障害には難聴や中途失聴、ろう(あ)などさまざまな種類があります。これらはコミュニケーションの手段に関わる部分でもあり、人によって手話だったり要約筆記などの情報保障が必要になる場合があります。
こうしたことは実際に当事者の方に会ってみないとピンとこないことも多いと思います。そのため講座や交流会では聴覚障害のある方にも参加してもらい、ふれあいの機会を設けるようにしています。実際に来週の講座では視覚・聴覚障害のある方を講師に招いての特別講義を予定しています。
今回の説明の中で反応の大きかったのが、ワイヤレスイヤホンを使ったライブリスニング機能。ざっくり言うとイヤホンを補聴器のように使える機能です。
受講者さんのお一人に、私のAirPods Proを使ったライブリスニング機能を体験してもらったところ「すごい!周りの音がすごく大きく聞こえる!」と驚かれていました。
AirPodsは補聴器ほど1回の使用あたりのバッテリーはもたないと思いますが、聞こえは明瞭なようですし、補聴器と比べれば安価なども魅力だと思います。
補聴器は専門の資格を持った方がその人の聞こえ具合に合わせて機器を調整するなどの過程もあるので一概に比較することはできませんが、ワイヤレスイヤホンの活用法のひとつとして知っておくと便利だと思います。
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