全国学力テスト 2025年度にもパソコンを使った新方式になるかも

現在は紙で実施されている全国学力テストが、近い将来パソコンを使った方式になるかもという話題。

小6と中3全員を対象に毎年行う「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)のあり方を話し合う文部科学省の有識者会議は12日、パソコンを使った新方式について、早ければ2025年度にも中3から導入すべきだとの提言をまとめた。

小6についてはパソコン使用の課題を検証した上で26年度以降の実施を求めた。実施が難しい学校では従来通り紙の方式を選べるようにする。

小6はキーボード操作に不慣れなことが懸念され、中3で先行させる。

2021年7月13日 日本経済新聞

今回の提言では、キーボードの使用を想定しているところがひとつのポイントかなと思います。キーボードを使わせるということは記述式の問題をキーボード入力で行わせるということだと思いますし、「小6はキーボード操作に不慣れなことが懸念され」という記載からもそれが伺えます。

GIGAスクールサポーターとして小中学校の現場を見ている側からすると、いろいろ気になるところがある今回の提言。というのも、文字入力におけるスキルは児童生徒によってかなり開きがあるということです。

最近の学校では文字入力について、キーボードを使ったタイピング入力で行うケースもあれば、画面に表示されたスクリーンキーボードをスマホで扱うようにフリック入力で行うケースもあり、おおよそは児童生徒それぞれが行いやすい方法がとられています。

教室に伺って文字入力などキーボードを使う場面をたびたび目にするのですが、入力の方法もさまざまなら、入力の速度も人それぞれ。とくにメールアドレスやパスワードなどの入力は、思った以上に時間がかかることもあります。

中3のクラスは入力速度がたしかに速く慣れている感はありますが、中1や小学校のそれは個人差が激しいと感じます。

いずれにしてもキーボードを使った文字入力は、子供たちにとって今後より重要性が増すスキルになっていくのだと思います。

個人的にはタイピング入力派です。フリック入力もそれなりに速く行える方だと思っていますが、長文を入力するのは疲れを感じます。

将来的に小論文など長文を記述するテストなどで文字入力が必要になった時、タイピング派とフリック派でどういった違いが出てくるのか、それともとくに問題にならないのかも気になるところです。

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